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●上 明子作品による~しあわせ色の贈り物
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・2013.12.21(土).18:00~ 於/代々木上原ムジカーザ
・STAGE 1
宮田滋子:詩 組曲「花と愛のソネット」(2011)
武鹿悦子:詩 朗読とピアノのための「ありがとう
フクロウじいさん」(2000)
Interval |
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・STAGE 2
こわせ・たまみ:詩 組曲「女ごころと秋の歌」
(初演)
やなせたかし:詩 「好きな風景」(1986),
「ゆきのてんし」(1986)
武鹿悦子:詩 「ふと」「くるみ」(2000)
山内弘子:詩 「光の鉛筆」「さざんかの咲く道」
(2010),「星のこもりうた」(2013)
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星乃ミミナ:詩 「銀河のこもりうた」(1995),
「アルタンツェツェグのこもりうた」(2010)
宮田滋子:詩 「風がふく日のお星さま」(2006)
井上灯美子:詩 「ダイヤモンド・ダスト」(2003)
・詩音・話音と題して,毎年女流作曲家として独自の世界を発表している上明子
(かみ・あきこ)氏,ここ数年間で発表した作品に加えて,本年の新作として,
こわせ・たまみ氏の作品が異彩を放っていた。
・歌と朗読/塩野雅子(ソプラノ),ピアノ伴奏/上 雅子 |
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●川口京子コンサート in 埼玉
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・「北原白秋を唄う」「野口雨情を唄う」「日本の唱歌」「歌でつづる日本の自
然」等,日本の歌を連続CD発表を続ける川口京子氏のコンサート。~懐かし
いあの歌,あの頃~ |
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・2013.12.18(水). 14:00~,埼玉県・浦和:埼玉会館小ホ
ール
・出演:歌とお話し/川口京子,ピアノ伴奏とお話し/
長谷川芙佐子
・第1部
旅愁,スキー,あの町 この町,月の砂漠 他,全
15曲
・第2部
長崎物語,蘇州夜曲,東京ブギウギ,スーダラ節
他,全14曲 |
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・それぞれの歌と時代背景,大半のオーディエンスが,うっとりとリズムを合わせ,
「そう言えば…」等の私語を,楽しそうに披露。時代の流れを,見事に表現。
・アンコールのアンコールに,客席からのリクエストに応えて,例の「ヨイトマケ
の唄」まで飛び出したが,これがまた絶品! 何年か前にも拝聴したが,美輪版
とは一味ちがった世界を熱演。 |
●45th. 日体大体操部演技発表会
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・2013.12.15(日). 16:00~18:00,国立代々木競技場・第二体
育館。
・日本体育大学・日本体育大学女子短期大学部の体操部(検索:
日体大体操部)の第45回目の演技発表会。
・体操部部長の荒木達雄氏の言によると,今回は「体操と音楽
の集い」として,ツル・ノリヒロ・グループとピアニスト・
村松健氏の演奏を中心とした構成に集約。
・出演者は,男・女体操部全員のほかに,本庄千穂(世界的な
バトントワリング・パフォーマー),コンドルズ(男性のみ
の体操エンタテイナー集団),国立劇場歌舞伎俳優研修生 |
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(将来,伝統芸能・歌舞伎俳優を志す青年達),筑波大学体操部(アイディア溢れ
る作品群は,世界的に高い評価を獲得),文化学園大学(ファッションショウとパ
フォーミングアーツを融合させた舞台),山田祐也(体操部OBで,世界的に活躍
するフラフープ・エンタテイナー),お~るど・ボーイズ(おなじみ・体操部のOB
グループのコミカルな演技)。
・バラエティに富んだ,華やかな体操ショウは,なかなか見応えのある内容ではあっ
たが,肝心の体操部の学生達の影が薄く感じられたのは,社会の波をかいくぐった
プロフェショナル・スピリットが目立ちすぎたせいか?
・総合司会の森末慎二・佐藤弘道両氏(共に日体大OB)の軽妙な進行で,アッとい
う間の2時間。 |
●久我山サロンの会
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・童謡協会会長・湯山昭氏御夫妻の主宰する親睦会「久我山サロン」の忘年会が,
2013.12.14(土). 11:30より,帝国ホテル内の某ルームに於いて開催。
・御夫妻の個人的な長い交友関係,音楽事業関係者,作詩の柏木隆雄,星乃ミミナ,
タレントの眞理ヨシコ各氏他,年代も職種も多士済済。
・その輪の中に,私共夫婦も,いつの間にか同調する羽目に。
・当日は,別グループの35回目の記念忘年会が,夜神田某所で開かれ,そちらの方
にも参加。流石にダブルヘッダーともなると,終宴後は,大分グロッキーに。
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●サザエさん 初のサントラ盤
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・2013年12月4日に,国民的人気アニメ
「サザエさん」のサントラ盤がユニバ
ーサルミュージックから「サザエさん
音楽大全」のタイトルで発売された。
・これまで,まとまった音源集は,一度
も発売されておらず,今回が初のサン
トラ盤となる。
・おなじみの主題歌の他,サザエ,カツ
オ,波平といったキャラクターごとの
テーマ曲や聴き覚えのあるBGMも,たっ
ぷり収録。
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「ハッピーデイ・サザエさん」のシングル盤(東芝EMI) |
「サザエさん音楽大全」(ユニバーサルミュージック) |
・うれしい事に,1980年に発表され,再放映用テーマとして長く親しまれた曲でも
ある「ハッピーデイ・サザエさん」(♪試聴はコチラ)と「ひまわりみたいなサザエ
さん」(♪試聴はコチラ)も収められている(2曲とも,作詞:雨宮雄児,作・編曲:松
山祐士,歌:松尾 香)。
・「アマゾン」などのショッピング・サイトには,予約が殺到し,ユニバーサルミュ
ージックには,サントラ盤としては異例の1万枚を越す注文が寄せられた(11月29
日付け・朝日新聞〈夕刊〉より)。 |
●大庭照子 愛をうたう
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・2013.12.10(火).14:00~「大庭照子 愛をうたう ~没後25年~美空ひばり讃歌」
が有楽町朝日ホールに於いて開催。 |
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・当日の曲目は,
第一部 美空ひばり讃歌
愛燦燦
一本の鉛筆
悲しい酒
川の流れのように 他
第二部 私とシャンソン
全てが愛のために
水に流して
生きる
詩人が死んだ時 他 |
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・大庭照子氏の代表曲とも言える「小さな木の実」は,1971(昭和46)年にNHK「み
んなのうた」で大庭氏の歌で発表され好評を博した。江草啓介(Pf),中川貴美
子(Vln),成重幸紀(Bass)各氏による名演に乗って,当日も当時と変わらない
伸びのある歌声で会場のファンを魅了。また,かつて名ジャズ・ピアニストとし
て活躍されていた江草氏の音色が一段と冴えていた。
・現在は,歌手活動と並行して,日本国際童謡館館長も務め,童謡の普及に全国各
地を回られている大庭氏のさらなるご活躍に期待したい。 |
●訃報:上野 晃(音楽評論家)86歳
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・「音楽芸術」などの音楽専門誌に,永く音楽批評を寄稿。文化庁芸術祭執行委
員,吹奏楽コンクール審査員,東京音楽ペンクラブ等の各メンバーを務められ
ていた音楽評論家の上野 晃(うえの・あきら)氏が,11月29日に肺炎のため逝
去。
・小生との関わりは,直接的には,Erik Satie の日本語版全曲集の出版の折,
夫人でもある平尾はるな氏と共に,フランス語版の校訂,構成,翻訳等で,一
方ならぬ御指導を賜った経緯がある。従って間接的な意味では50年を越す関係
でもあった。
・2013.12.7(土). 通夜,12.8(日). 五反田・桐ヶ谷斎条,喪主:上野はるな
(平尾はるな)夫人。
・つい先日,東京文化会館に於いて,御尊父,平尾貴四男氏の追悼コンサートが
開催されたばかりであった事が惜しまれる。
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●第3回複音ハーモニカ・コンクール 本選ライブ
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・2013.12.7(土). 13:00~. 於:お茶の水・全電通ホール。
・主催:日本ハーモニカ芸術協会(会長・甲賀一宏)
ジュニアの部/ミドルの部/シニアの部(司会・水野千賀子)
・ハーモニカと言う楽器には,大別して二種類が存在する。即
ち,一つの音に2枚のリードを使用することにより,独特の
美しい音色を出せるようにした「複音ハーモニカ」。
・それに対して「クロマチック・ハーモニカ」とは,♯や♭と
いった派生音を出すことが可能で,「上下式」と「スライド
式」等がある。クラシックのみならず,ジャズ,ポップスな
ど様ざまな音楽ジャンルの中で使用。 |
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・今回は「複音」のコンクールなので,郷愁を誘う独特の音色で,トレモロ奏法・
スタカート奏法・コード奏法等,かなり高度の奏法上のテクニックを駆使して,
全国の予選を経過した16名の代表者により,課題曲「荒城の月幻想的変奏曲(佐
藤秀廊:編曲)」と自由曲の2曲ずつを披露。
・各部1,2,3位までの入賞者の表彰。8名の審査員(内1名は小生が担当)に
よる厳正な審査があった事は,言を待たない。 |
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●「爪の会」冬のコンサート
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・2013.12.6(金). 15:30~. 於:けやきホール。
・作詩家の渡部千津子氏が,1985(昭和60)年以来主宰されている,子どもの詩の
勉強会「爪の会」のコンサート。過去,「銀座ヤマハホール」に於いて「爪の会
20周年記念コンサート」の開催や,季刊詩誌「爪」,別冊「こどものうた」等の
刊行など,渡部氏の活発な活動で知られるグループ。 |
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・今回は作曲家の伊藤幹翁氏を音楽監督に迎え,うた:大和
田りつこ,岡崎裕美,渡辺かおり,雨宮知子,土屋朱帆,
ピアノ:森若三栄子,長谷川芙佐子,合唱:エルフェ女声
合唱団。
・第1部は,冬の季節に因んだ新作22曲。第2部は,この会
から生まれた秀作22曲を発表。
・作曲は,現在活躍中の一流作曲家達で,それぞれの持つ個
性を,第一線の童謡歌手と2人のピアニストが,うまく表
現していた。 |
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●モーツァルト室内管弦楽団
第57回定期演奏会 12/1(日)
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・曲 目
1.F.Schubert 交響曲 第5番 変ロ長調 D485
2.W.A.Mozart 2つのヴァイオリンのためのコンチェル
トーネ K.V.190
3.W.A.Mozart 交響曲 第39番 変ホ長調 K.V.543
・1972年に設立され,昨年40周年を迎えた同楽団,渾身の演奏
会。肩の凝らない名曲を揃えたプログラムは,モーツァルト
愛好者集団の熱烈的選曲。
・Solo violinistの二名のプロフェショナル的サウンドに誘発
され,全体の響きが今回は一段と熱気を帯びていた。 |
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●JASRAC 上半期の事業報告会
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・2013.11.20.(水) 13:00~ 於:渋谷・けやきホール
・2013年4月1日~9月30日の事業報告が,社員(JASRACの正会員の作詞家,作曲
家,音楽出版社の代表者)が集合し,JASRACの理事長以下担当理事の説明・進行
のもと開催され,小生も参加。
・報告内容
■徴収・分配実績,一般会計収支の概況
■主な活動
マスコミに報道された内容と法廷に関する進捗状況
■定款改正委員会の審議情報
・何かと話題になるJASRACの根幹部分の議論も活発に発言された。
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●平尾貴四男~没後60年記念演奏会
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・日本現代音楽協会の第3代委員長であり,安部幸明,高田三郎,貴島清彦各氏ら
とグループ「地人会」を結成,テオドール・デュボア著「和声学」,オリビエ・
メシアン著「わが音楽語法」の名訳を残した作曲家・平尾貴四男氏が,僅か46歳
の生涯を閉じて以来,早くも60周年の節目を迎えた。
・その記念の演奏会が,2013.11.19.(火).18:30.より,東京文化会館小ホールで開
催。主催者は,貴四男氏の遺児の一人でもあるピアニストの平尾はるな氏。
・小生,大学時代に,高田三郎,貴島清彦両氏の薫陶を受けていたことと,ピアノ
の指導に貴四男氏夫人の平尾妙子氏にお世話になり,最末期まで交流が続いたご
縁で,今回も拝観の機会を得た。 |
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・当日の曲目は,
1.ピアノのためのソナチネ (1952年)初演
2.ピアノのためのソナタ (1948年)
3.木管五重奏曲 (1950年)
4.ピアノ五重奏曲「春麗:はるうらら」(1945年)
5.奇想組曲 (1950年)
第1曲〈おどけロンド〉
第2曲〈孔雀舞〉
第3曲〈はや舞〉 |
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・戦前から,フランス・パリのスコラ・カントルム,セザール・フランク音楽学校に
留学。帰国後,物心両面での困窮した時代に於いて,その芸術性を追及した御夫妻
の姿を,改めて体感させて戴いた想いの一夜であった。 |
●2013 日本体操祭 (JAPAN GYMNASTICS FESTIVAL)
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・全国の体操愛好家が一堂に会し,各チーム4分の持ち時間で,日頃のトレーニン
グの成果を発表する催しが11.16.(土), 17.(日) の両日,東京・国立代々木競技
場第一体育館にて開催。題して2013 日本体操祭 (JAPAN GYMNASTICS FESTIVAL),
通念で34回目。 |
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・参加チームは両日で延べ122チーム。幼稚園生から大学生,
一般社会人を含め,国内各地は元より,香港からSuperstar
Louisa Gym(16日のみ),特別ゲストとしてブラジルから
G.G.U.(Grupo Ginastico Unicampカンピーナス大学体操部)
まで含め,多種多様の年齢層が,個性豊かな演技を披露。
・大会は日本体操協会により運営されているが,実行委員長は
荒木達雄日体大教授以下,大幅に人事異動されている様子。
・今回の演技の特色として,音楽の種類の多様性と体形の変化
が,例年に比して,様ざまな工夫をされている事が目立って
いた。 |
・音楽演奏(ツルノリヒロ:Vln.とGut. Perc. V.Celloのカルテット),トランポリ
ン,新体操などの実技,リオデジャネイロ・オリンピック体操競技強化部長の水島
寿思氏のビデオ解説などが,森末慎二氏の進行で,「体操ガーラ」のコーナーとし
て発表。 |
●横響・第九演奏会
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・2013.11.17(日).14:00~,横響第651回定期演奏会(青少年のための音楽会)
「東日本大震災“がんばれ!こどもたち!!”【横響・第九演奏会】が神奈川県民
ホール(大ホール)に於いて開催。 |
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・曲目:
1.交響詩「フィンランディア」……シベリウス
2.交響曲 第9番 ニ短調 「合唱付き」
……ベートーヴェン
独 唱 ソプラノ:北村 さおり
ア ル ト:坂上 賀奈子
テノール:宮里 直樹
バリトン:池内 響
合 唱 横響合唱団
横響と第九を歌う会合唱団
管弦楽 横浜交響楽団
指 揮 飛永 悠佑輝
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・毎年12月に行なわれていた横響の第九演奏会(1950年の第1回以来今回で64回目)
だが,今年は,会場の改修工事のためこの時期になったとの事。
・4人の独唱者はもちろんの事,オーケストラ,合唱が一体となった,今年を締め
くくるのに相応しい熱演で,とてもすがすがしい感動を覚えた。 |
●第28回 全国・童謡歌唱コンクール
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・主催:(社)日本童謡協会/テレビ朝日,後援:文化庁/BS朝日,特別協賛:
日本公文教育研究会,2013.11.3.(日),於:五反田・ゆうぽうと大ホール。 |
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・寛仁親王牌を目指す,全国7ブロックからの応募者の中
から,今年度は,
A. 子ども部門/沖縄県代表 :宮川佳奈依「お化けな
んてないさ」
B. 大人部門/長野県代表
:高橋 怜「荒城の月」
C. ファミリー部門/静岡県代表 :加藤裕弥・佳子・
愛理・佑理「かなしみよ さようなら」
上記の3組が金賞を受賞。
・「荒城の月」を歌唱した高橋君は,まだ高校生ながら立
派なバリトンで,名曲を本格的に堂どうと披露。会場か
らの絶賛を浴びた。現在の状況の中から次の世代の光明
を感じる名唱。12.1.(日),12.21.(土)の両日,共に
13:00よりBS朝日で放送予定。 |
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●弘明堂「ハロウィンコンサートⅢ」
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・マリンバ,ヴァイオリン,ピアノの三重奏による3回目
の「ハロウィン・コンサート」。
2013.10.31.(木)18:00,於:武蔵関・スタジオY's
(ワイズ)。
・国立音大出身者の3名(Pf:倉島明子,Vn:田尻かをり,
Mar:松井朋子)に加え,今回は若手女流作曲家でピアニ
ストの三沢治美氏(カワイ出版のコーラス関係の楽譜で
目下売出し中のホープ)も参加。従来とは雰囲気が一変
し,華やかさを演出。
・二部構成で,彼女達のオリジナルにクラシック・ナンバ
ーを加えた第一部,季節にマッチしたポップス・ナンバ
ーと,G.ガーシュウィンの名曲集を芯にした第二部。
・主催者でもある東洋医学治療院の坂井秀雄院長の「ハロ
ウィン」の由来と「カボチャ」の効用についての講和が
加わる。
・会場全体が,ハロウィン・グッズのデコレーションに満
ちた,アット・ホームな雰囲気が満ちたコンサート。 |
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●川口京子 ~西條八十を唄う~
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・「歌い継ごう日本の歌」をサブ・タイトルにしたコンセプトで,第15回目の川口
京子のソロ・コンサートが,2013.10.23.(木)19:00,吉祥寺・武蔵野公会堂に
て開催。企画・構成・演出・ピアノ伴奏:長谷川芙佐子。
・「かなりや」「お山の大将」「お菓子と娘」「誰か故郷を想わざる」「花言葉の
唄」「愛して頂戴」「蘇州夜曲」「トンコ節」…「東京音頭」等全29曲。
・大正3年にデビューして以来,戦前・戦後を通じて,成田為三・山田耕筰・本居
長世・草川 信・中山晋平・橋本國彦・塩尻精八・佐々木俊一・池田不二男・万
城目 正・古関祐而・大中寅二・服部良一・古賀政男・等々,日本を代表する大
作家群とのコラボレーション。 |
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・昭和3年に発表された「当世銀座節(東京音頭の原形詩)」
などを見ると,片カナ文字の洪水で,当時からハイカラ趣
味が見えかくれし,晩年の「青い山脈」「王将」などの作
品とは,一線を画す名作も多数。
・氏の最晩年には,JASRACの会長職にも就かれていたが,そ
の頃,会社(全音楽譜出版社)の仕事として,2度程オツ
カイ役でお目に掛かった。
・川口・長谷川両氏とも,大正・昭和と続いた名曲を,時系
列順に演奏。会場のオールド・ファンは勿論,名曲の調べ
を堪能された方がたは,「青い山脈」「東京音頭」の一大
コーラスに大唱和。会場中が一つの大きな輪に!! |
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●三多摩童謡ファミリー・コンサート No.27
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・「赤い鳥童謡運動100年に向けて~謳おう~美しい地球(ふる
さと)の歌を」をコンセプトに,童謡作家たま・みゆき(高
山佳子)氏が主宰する「多摩ファミリー・シンガーズ」「多
摩童謡友の会合唱団」の第27回のコンサートが,台風の余波
の影響の激しい風雨の中,パルテノン多摩大ホールで,
2013.10.20.(日). 14:00に開催。
・PART Ⅰ
〈ふるさとは心の中に〉福島支援コンサートによせて
故郷,故郷の空,津軽のふるさと等,全6曲。
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・PART Ⅱ
〈あなたも童謡詩人〉
一般応募の作詩の中から5篇を選定,たま・みゆきの作曲で発表。
・PART Ⅲ
〈特別ゲスト・松島トモ子さんを迎えて〉
おはなしと歌で綴る,心に残る歌の贈りもの。
さとうきび畑,百万本のバラ,上を向いて歩こう,他。
・PART Ⅳ
〈謳おう・美しい地球(ふるさと)の四季〉
地球が生まれた日,春の小川,紅葉,村祭,富士の山,他全16曲。
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・テーマの美しい地球(ふるさと)をコンパクトに集約した,親しみのある味わい
深い選曲で,近来になくよく纏まったコンサート。 |
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・特別ゲストの松島トモ子氏は,天才子役として,また雑誌
の表紙を10年間一人で努めて,一世を風靡したアイドルの
元祖。ライオンやヒョウに襲われたエピソードでも有名。
・1965(昭. 40)年,彼女がコロムビア・レコードに所属し
ていた頃,岩谷時子/作詞,高原哲(松山祐士の筆名)/
作曲で,「恋の太陽」という作品を彼女の歌で発表,懐か
しい想い出の1コマ!! |
※左の写真は,「恋の太陽」が収録されたレコードのジャケット。 |
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●星と宇宙の日 2013
アルマ望遠鏡で探る銀河と惑星のルーツ
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・10.19.(土).「星と宇宙の日 2013」が開催されていた国立
天文台 三鷹/東京大学天文学教育研究センターに,旧知
の職員の方からの紹介で参観。
・学生時代以来の,やや場違いの感もしないではない厳粛な
気持ちで,正門をくぐる。JRの三鷹駅より,さほど遠く
ない東京近郊の地に,武蔵野の雑木林の生い繁る広大な敷
地を散策。
・「アルマで解き明かす銀河進化の謎」「アルマで迫る惑星
誕生の現場」や「南米アタカマ砂漠から探る超巨大ブラッ
クホールの謎」等など,ごく一部のみの講演や展示物しか
覗けなかったが,多くの参観者の真剣な眼差しに接してい
ると,非常に興味深く時間が経過。
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・戦前から人工衛星の登場まで活動していた旧天文台では,一時使用されなかった
時代に,タヌキの諸君達の恰好の住居となっていた地下室(現在は立派な天文器
具の展示場)や,現在でも毒ヘビ(ヤマカカシ)の出没する林に守られているか
の様な文化財と,天文学の研究者である先生方の生き様に,興味津津。
・小学生の参観者が思いの他多数来台していた事に,希望と安心感を少なからず覚
えた事に大満足。案内して下さった職員の方に深謝! |
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●東京三桜同窓会「集いの宴2013」
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・2013.10.18.(金). 18:30. 於:目黒・雅叙園3F.「シ
リウス」
・石川県立金沢桜丘高等学校,その前身である第三中学校
合同の同窓会。
・金沢本校より校長,同窓会会長,幹事長,事務局長他が
上京。約70数名が参加。
・挨拶,祝辞,アトラクション他型通りの内容での旧交の
進行であったが,目立った事業として,東京~金沢間を
2時間30分で結ぶ北陸新幹線の話題と,本校校舎の全面
改築・但し文化財でもある木造の旧校舎玄関は保持され
るとの事で,参加者一同一安心で大納得。
・人生10代の僅か3年間の体験が,社会人としての立場,
年代等の全く異なる集団が,三中・桜の校歌を共に斉唱
できる必然性に,今年も熱い感動を覚えた一夜であった。
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●藤沢俊樹チェロ名曲の楽しみ
~チェロ重奏と名曲の秋・・~
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・10月初旬の季節はずれの暑さが嘘のように,めっきり秋が深まった気のする10月
18日(金),19:00~「藤沢俊樹チェロ名曲の楽しみ」が開催(主催:国際文化
振興芸術家協会音楽事業部)。
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・曲目は,
第一部
・教会のアリア/A.ストラデッラ
・ソナタ ハ長調/L.ボッケリーニ
・ソナタ ト短調/G.ヘンデル
・レクイエム/D.ポッパー
第二部
・アダージオ/アルビノーニ
・ゴエスカスの間奏曲/カサド
・親愛の言葉/カサド
・ジャクリーヌの涙/オッフェンバック
・レンスキーのアリア/チャイコフスキー
・ハンガリ・アラプソディ/ポッパー
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・今回は,「チェロ重奏と名曲の秋・・」というサブ・タイトルにあるように,第
一部では,チェリストの矢田啓介氏,長谷川晶子氏との共演。ヘンデルのソナタ
ト短調(トリオ・ソナタ第16番)等で,息の合ったアンサンブルを聴かせた。
・第二部は,藤沢俊樹氏とピアノの高橋恭子氏の二人によるステージ。深まった秋
の夜に,チェロの豊かな調べが染み渡るような一夜であった。 |
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●生誕100年 佐藤太清展
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・文化勲章(平成4年),位記(従三位,平成16年)の日本
画家の重鎮・佐藤太清(さとう・たいせい 1913~2003)画
伯の生誕100年・記念展が全国各地で開催されているが,東
京では,平成25.10.5.~11.10.まで,故人ゆかりの地でも
ある板橋区立美術館でのオープン。
・10.13.(日).画伯の長女で,詩人でもある佐藤雅子氏のお招
きで鑑賞。当日は孫の美術史家・安田晴美氏の解説も併設。
・「自然がみせる一瞬のきらめき。もう二度と見ることのな
い美の瞬間。佐藤太清は,詩情あふれる解釈で絵画に映し,
受け止めた心象を永遠のものにしました。」(安田晴美氏)
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・巨匠の作品群だけに,その迫力に圧倒され,その内容は多くの出
版物に記載されているが,小生の所感を申し上げると,画伯の一
生のテーマは,空間芸術と時間芸術との融合に腐心された独自の
美の世界を探求された側面を痛感。
・精神的栄養としては特上の時間帯を体験。
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※右の写真は,平成4年に佐藤太清氏が受賞した文化勲章。 |
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●演劇集団土くれ 第62回公演
「夏きたりなば」
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・作/ふたくち つよし,演出/石塚幹雄,舞台監督・美術/本川國雄
日時/2013年10月11日(金),19:00,会場/麻布区民センターホール
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・「土くれ」は,今から46年前の1967年に演劇サークルとし
て旗揚げされた演劇集団。
・今回の作品は『家族』の物語です。現代社会の文明機器の
進歩は予想以上で,人間の孤立化を促し家族さえ崩壊させ
ています。(中略)今,人間の繋がり,その基となる『家
族』を見つめなおすことの意味は大きなものです。本公演
が,その意味で皆様の琴線と触れ合うことができたとした
ら幸いです。(プログラムより抜粋)
・手作り感に溢れた,暖かさを感じさせる舞台であった。
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●佐藤亘弘/音楽生活55周年記念コンサート
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・千葉県松戸市に拠点を置く女
声合唱団「こ~る・ありえっ
と」は,作曲家・佐藤亘弘
(さとう・のぶひろ)氏の指導
のもと,25周年を迎えた。同
時に,永年子どもの歌やディ
ズニー映画等の音楽監督など
を20年にわたって務められた
佐藤亘弘氏の音楽生活55周年
を記念したコンサートが,
2013.10.6.(日).松戸市・森
のホール21・大ホール(14:
00)に於いて開催。 |
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・第1部/こどものためのコーラス展
~佐藤亘弘作品集~
1.光りがさしてくる方へ 2.いつも友だち
他,全8曲
Chor. こ~る・ありえっと
Voc. 雨宮知子 他
・第2部/女声合唱組曲『母なる蓼科山』
作詩:尾上尚子/作曲:佐藤亘弘
1.蓼科山の春~春 2.空の眼差し~夏
他,全5曲
Chor. こ~る・ありえっと
P.f. 河野春美
・第3部/ディズニー・アルバム ~編曲・佐藤亘弘~
1.小さな世界 2.星に願いを 他,全10曲
Chor. こ~る・ありえっと/
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アコール聖徳/市川児童合唱団
Orch:Lime Ladies Orchestra 他
Voc. 小畑秀樹,塩野雅子 他
・作曲家・佐藤亘弘氏の半生と人柄が,にじみ出たアット・ホームな雰囲気に包ま
れた,暖か味ある大編成のオーケストラ付きコンサート。
・残念なことに,地方によくあるホールの音響状態で,肝心の歌の響きが最善とは
言えなかった。出演者の皆様,御苦労様でした!! |
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●新曲「あさりが きゅっ」がDVDに
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・2013.7.27(土).日野市立七生(ななお)公会堂で開催された第5回「ぴちぽち」
童謡コンサート(作詩家/石川きんえつ氏主催)で発表された28曲の新曲が披露
されたが,その中で,「あさりが きゅっ」悠木一政/作詞,松山祐士/作曲,
岩谷恵子/歌唱,阪田京子/ピアノでの演奏が,鑑賞用DVDとして贈られて来
た。
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●杉児・49th. 定期演奏会
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・杉並児童合唱団・第49回定期演奏会,2013.9.28.(土).PM6:00,
於:武蔵野市民文化会館大ホール
・指揮/志水 隆,ピアノ伴奏/津嶋麻子,合唱/杉並児童合唱団
・第1部〈世界を歌でつなごう〉
グリーンスリーブス,ウォルシングマチルダ,トム・ピリビ,他全14曲
第2部〈クラップ・ワンズ・ハンズ〉~ミュージカル名曲集~
トゥナイト(ウエストサイド物語),One(コーラスライン),
美しい朝(オクラホマ),他全10曲
第3部〈杉並ミュージカル“不思議の国のアリス”〉
1974年初演以来,今回が5回目の再演となる杉児のオリジナル作品。
作詞/中山知子,作曲/越部信義
・幼児から中3,高・大のOGまで,総勢185名によるパワーあふれるステージは圧
巻。曲の性格によって振り分けられた年令差による表現力が,絶妙の効果を増
幅させる演出力が光る。
・来春50周年を迎える杉児であるが,創立者の志水 隆氏のポリシーでもある〈人
間形成〉〈楽しい演奏〉〈レパートリーの開拓〉を,合唱団生活による礼儀正
しい躾・強い精神力・優しく思いやりある心を育んで…のあふれている一夜で
あった。50周年記念コンサートが大いに期待される。
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●横響 第649回定期演奏会
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・2013.9.18.(水)午後7時~,神奈川県立音楽堂に於いて,横浜交響楽団の649回
目の定演(サブ・タイトルは「青少年のための音楽会~東日本大震災“がんばれ
!こどもたち!!”」)が開催。
・“市民のオルガン”という理想で運営されているアマチュア・オーケストラ,通
称「横響」は,昭和7年に設立され,2012(平成24)年度シーズンで,創立80周
年を迎えた。
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・曲目:【ワーグナー生誕200年】にちなんで
1.ワーグナー/楽劇『ニュルンベルクのマイスタ
ージンガー』第1幕への前奏曲
2.ブルックナー/交響曲第3番 ニ短調
管弦楽:横浜交響楽団
指 揮:甲 賀 一 宏
・ブルックナーの「第3番」は,この作品を完成したブル
ックナーは,スコアを持ってワーグナーに面会し,献呈
の許可を得たそうだ(プログラムより)。それだけに,
ワーグナー色の濃い作品で,オーケストラ全員が一つに
なった名演であった。特にヴァイオリン・パートの熱演
が光った。 |
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●村上千佳 ピアノ・リサイタル
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・2013.9.14.(土),19:00~,東京文化会館小ホールに於いて「躍動するリズム,
煌めく色彩,ラヴェルとガーシュウィンの世界」と銘打った村上千佳ピアノ・リ
サイタルが開催。
・三連休の初日ではあったが,彼女の熱心なファンを中心とした観客で客席は埋ま
っていた。
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・曲目は,
第一部:ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
モデレ
アッセ・ラン
モデレ
アッセ・ザニメ 他
ラヴェル:クープランの墓
前奏曲
フーガ
フォルラーヌ
リゴドン 他
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第二部:ワイルド:ガーシュウィンの歌曲による7つのヴィルトゥオーソ・
エチュード
「アイ・ガット・リズム」
「私の愛しい人」
「誰かが私を愛している」
「魅惑のリズム」 他
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
・毎回の事ながら,痩身の体躯の中から,信じられない程のエネルギーと表現力が
際立っていた事,和音の美しさが相当に進化していたように感じた。
・次回の演奏会が待ち遠しくなるような,素晴らしい一夜であった。 |
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●353の重み
・2013.9.14.(土),神田の某所で30年以上前から,継続されている音楽上の親睦会
(毎月1回開催)が,今回353回という節目の時を迎えた。
・当然,十代後半から二十代前半だった青年たちが,いつのまにか,それぞれ家庭を
持ち,社会の中核を担う世代に成長されている姿に,小生も継続して参加させて頂
く喜びとともに,深い感慨を抱くものである。
・長い回数の間に,それぞれの生活環境や身体的変化を伴なうことは当然付随するも
のだが,それらを克服しながら純粋な世界を維持されているメンバー(レギュラー
は10人前後,そのつど思いもしないゲストも登場)各位に敬意と感謝の念を深く抱
くものである。 |
●第36回 童謡祭
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・毎年開催される日本童謡
協会主催の第36回目の童
謡祭(2013.9.7(土))に
今回は全54曲が出品され
た,新曲の発表会。
・小生も「ぼくんちのカエ
ル」(祐成智美作詩・松
山祐士作曲)を出品させ
て戴いた。
・小生の作品としては,珍
しくコミカルな要素の強
い曲であるが,川口京子
:歌,長谷川芙佐子:ピ
アノで,表情豊かに表現
されていた。
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●レディオガガのインタビュー取材
・マルチメディアを中心に業務を展開する総合音楽&芸能エージェント“レディオガ
ガ”のホームページの人気コーナー「名曲の一瞬」。
・現在進行中の4thシーズンでは,生誕35周年を目前にし,日本のアニメ文化の代表作
でもある「機動戦士ガンダム・シリーズ」作品にまつわる方がたのインタビューが
掲載されている。
・小生も同企画の一環として,去る9月5日(木)に,レディオガガのM. Nagao氏と
渡辺美樹氏のインタビューを受けた。この模様は9月中旬頃,レディオガガのホー
ムページの「名曲の一瞬」4thシーズン(http://musicrunner.web.fc2.com/)で公
開予定。 |
●機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアルボックスが発売!
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・2013. 8. 28.(水)に,TVシリーズ全43話を完全収録した「機動戦士ガンダム
Blu-ray メモリアルボックス」が,バンダイビジュアルより発売された。
・一つの作品がこんなにも長く皆様に御愛顧を頂いているという意味で,小生の
記念碑的作品となった。34年も前に関与した作品が,今もって愛されているこ
とに驚きと感謝を感じている。
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●ことのみ児童合唱団 第4回コンサート
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・2013. 8. 24.(土)14:00~ 於:神楽坂・音楽の友ホール
・出演:ことのみ児童合唱団,指導・ピアノ伴奏:井上美都,ヴォイス・トレーナ
ー:長野照美
・夏休み後半の子どもたちの元気な姿と,元気でかわいい歌声で,童謡をもっと聴
きたい,ジブリが聴きたい,と言う声に応える形で開催されたと伺った。
・以前,小生の新作曲を,この20人に満たない人数で,精一杯の表現力で立派に歌
唱して下さった事を想い出す。
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・第1部:日本のうた
「わらべ歌:荻久保和明 編曲」「合唱のためのコンポ
ジションより マンモスの墓:間宮芳生 作曲」「夏のメ
ドレー たかしまあきひこ 編曲」「児童合唱組曲 きの
う・きょう・あした:宮川彬良 作曲」
・第2部:ジブリ特集
「ナウシカ・レクイエム」「となりのトトロ」「崖の上
のポニョ」等,小生が以前書き溜めていたものを含め,
かなり高度の仕上がり。
・指導される先生方と合唱団を支えている多くの方がたの努
力の結晶! |
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●ミュージックドロップス
ファミリーコンサート Vol.2
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・2013. 8. 24.(土)10:00~ 吉祥寺・武蔵野公会堂
・「こどもの心を育てる会」の会長・ピアニストの長谷川芙佐子氏の企画・構成・
演出。童謡歌手・川口京子,雨宮知子両氏の出演。
・「あかちゃんからおじいちゃん・あばあちゃんまで,皆でうたおう! どうよう
・こもりうた」をモットーに,昨年に引き続き同メンバーでのファミリー・コン
サート。
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・朝10時開演の時間帯と言うことで,出演者の御
努力は大変であったと推測されたが,少人数で
あったが為のそれぞれ個性が生かされ,会場内
の小さなお友達を始め,客席の反応も大きく,
さわやかでまとまった佳きステージであった。
・プログラムは,ぞうさん,夕方のおかあさん,
さんぽ,アンパンマンのマーチ,こもりうた,
てあそびうた 他。
・客席には,童謡協会会長・湯山昭氏夫人の姿も
…。 |
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●第28回 童謡歌唱コンクール ブロック決勝大会
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・8.18.(日)15:00~ ・虎ノ門〈ニッショーホール〉
・寛仁親王牌,第28回 全国童謡歌唱コンクール,関東・甲信
越ブロック決勝大会。
・第一部
Ⅰ.子ども部門(東京都渋谷区:古矢茉那/北風小僧の
寒太郎)
Ⅱ.大 人 部門(長野県諏訪市:高橋 怜/荒城の月)
Ⅰ.ファミリー部門(東京都板橋区:深田ファミリー/
ぽかぽかてくてく)
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・第二部
・みんなでうたおう~仰願寺幼稚園のおともだち~
・審査結果発表・表彰式
・当日の3名(3組)の優勝者は,11月3日(文化の日),東京・五反田(ゆうぽ
うとホール)でのグランプリ大会に,全国各地の代表者の方がたと共に出場。こ
の模様は,BS朝日で放送予定。 |
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●劇団「角笛」/創立50周年記念公演
・2013.7.27.(土)~29.(月). 有楽町マリオン。
・1963(昭和38)年に,子どものためのシルエット劇団「角笛」として,故・白石
晴二氏が第1回公演を開催して以来,今年度の公演が,半世紀50周年を迎える記
念公演。
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・劇団は,その歴史と内容を記録
した小誌を発行し,関係者に贈
呈。
・本年度のプログラムは,「やさ
しいライオン」「つのぶえのう
た」「こぶたのマーチ」の3本
立。
・小生が昭和50年度公演から本格
的に参加して以来,何と38年経
過した事を思い起こさせる感慨
深い公演。 |
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▲劇団角笛 創立50周年記念誌 |
▲本年度のパンフレット |
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●ぴちぽち「童謡コンサート」第5回
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・2013.7.27.(土). 14:00. 日野市立・七生(ななお)公
会堂.
・童謡作家・石川きんえつ氏が主宰する「ぴちぽちの会」の
“童謡コンサート/ひびけ童謡のうたごえ”が早くも5周
年を迎えた。地域性を中心にしたアマチュア集団の発表会
が,ここまで継続され,年毎にその活動に広がりを見せて
いる「ぴちぽち」。その牽引役である石川氏の熱意と御努
力に,心からの敬意を表したい。
・新曲,過去の優秀作,心に残る名作等々,全30数曲。
・ソロ,コーラス,ピアノ伴奏,司会,その他,全部が手づ
くり感にあふれていた。 |
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●大庭照子・新曲発表会
・7月24日(火),14:00,三鷹市・芸術文化センター 星のホール
・本年74歳を迎えた童謡・シャンソン歌手・大庭照子氏の新曲「長生き音頭」「ハイ
ゲンキ」の発表を兼ねたリサイタル(主催:NPO日本国際童謡館かながわ)。
・「年齢は宝もの。七十,八十代は人生の花ざかりです。~」をキャッチ・フレーズ
にした大庭照子氏の全国キャンペーンの一環としてのコンサート。
・NHKみんなの歌で「小さな木の実」が大ヒット。以来,ジャンルを問わず,独特
の歌唱と話術は,相変らず健在。
・上記新曲の他,彼女のスタンダード・レパートリーで,来場者はウットリ。残念な
がら,当日の伴奏はカラオケのみ。惜しい。 |
●たいらいさお「日本の歌」「ふるさとの歌」をうたう
・7月19日(金),18:30. 亀戸文化センター・カメリアホール
・猛烈な暑さの中,参議院選挙運動の終末の大喧騒のJR亀戸駅前から直近の会場で
はあったが,外気の温度は,湿度の高さも相まって,夏の季節感の真っ只中。
・当日のコンサートは,東京労音の主催とあって,シンプルな中にも非常に中身の濃
い内容で,伴奏者は田中修二(ピアノ),鈴木真紀子(フルート)の二人だけにも
拘わらず,密度の深い演奏会となる。
・第一部は,「美しき天然」「ありがとう さようなら」を中心にした童謡・歌曲の
スタンダード。
・第二部は,「海・その愛」「シクラメンのかほり」等々,彼のレパートリーとして
は,ややおとなの曲目で構成。
・彼のソロ・ライヴとして新しい方向性を暗示させ,良い時間帯を過ごす。童謡歌手
仲間の岡崎裕美,稲村なおこ,川口京子各氏や作曲家の方がたの姿も散見。
松 山 祐 士
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●うさぎちゃんマークの復活 第2弾
・児童舞踊の第一人者であり,作家でもある城野(しろの)賢一・清子夫妻が振り付
け・監修した音楽劇CDのベスト盤シリーズの第2弾が,この7月17日,(公)日本
伝統文化振興財団:制作/ビクターエンタテインメントK.K.:販売元で発売された。
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・誰もが知っている世界の名作物語で,全国
各地の幼稚園・保育園,小学校などのおゆ
うぎ会・学芸会では欠かせない作品を,よ
りニーズの高い曲を厳選・収録したベスト
盤集。今回は「音楽劇ベスト10シリーズ」
として,6巻から10巻が発売。
・小生も,長くこのシリーズの作曲に携って
いた関係で,下記4巻の内10作品が収録さ
れている。 |
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・第6巻 1.青い鳥〈2幕〉1999.2.収録
山本百合子,三輪勝恵,一城みゆき,永井一郎 ほか
2.森の神々と少女マルーシカ〈1幕7場〉2000.2.収録
山本百合子,永井一郎,大和田りつ子 ほか
※サンプル音の試聴は
http://gogo.japo-net.or.jp/catalog/vzcs-1007.shtml
・第7巻 1.ジャックと豆の木〈2幕〉1985.1.収録
杉山佳寿子,永井一郎,一城みゆき,横沢啓子 ほか
2.ヘンゼルとグレーテル〈2幕〉1996.2.収録
山本百合子,三輪勝恵,増山江威子,永井一郎 ほか
3.ドン・キホーテのぼうけん物語〈2幕〉1978.2.収録
はせさん治,田の中勇,野村道子,杉山佳寿子,潘 恵子 ほか
※サンプル音の試聴は
http://gogo.japo-net.or.jp/catalog/vzcs-1008.shtml
・第8巻 1.いばら姫〈2幕〉1987.2.収録
大和田りつこ,古谷 徹,永井一郎,一城みゆ希 ほか
2.しらゆきひめ〈2幕〉1979.3.収録
杉山佳寿子,中谷ゆみ,三ツ矢雄二,田の中勇 ほか
3.サンドリヨン(シンデレラ)〈2幕〉1984.1.収録
川島和子,古谷 徹,ミュージック・クリエイション ほか
※サンプル音の試聴は
http://gogo.japo-net.or.jp/catalog/vzcs-1009.shtml
・第9巻 1.桃太郎〈2幕〉1998.2.収録
山本百合子,はせさん治,三輪勝恵,永井一郎 ほか
2.絵本ミュージカル「一寸法師/天の羽衣/浦島太郎」〈1幕3場〉
1991.2.収録
永井一郎,大和田りつこ,増山江威子,川島和子 ほか
※サンプル音の試聴は
http://gogo.japo-net.or.jp/catalog/vzcs-1010.shtml
・上記の全曲,作詩・構成:城野賢一/作・編曲:松山祐士
・うさぎちゃんマークとは,城野賢一先生の全商品のトレード・マークです。
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●朝6:30からの号令
・杉並区が管理している善福寺公園,その中に二つの池があるのだが,いずれもい一
周が1000m弱で,緑濃き都会のオアシスとなって,近隣住民に自然の喜びを提供し
ている一角がある。
・朝5時半位から1時間は,さながらラッシュ・アワーを彷彿させる程の多くの老若
男女で賑わい,それぞれ自由に朝の空気を楽しんでいる。
・小さな小さな弁天島には,江の島から移設されたと言われる「市杵嶋神社」が鎮座
し,その後の木立には,10羽前後の「かわう」と池の住人達の鯉,亀,鴨,etc.が
毎朝定位置で出迎えてくれる(時に無粋なカラスの侵入もあるが…)。
・6時半になると,ラジオ体操の放送が開始。3~5グループ位で体ほぐしの動作が
拡がる。
・第一体操の途中,小学生低学年数名による大音声の清い号令が池面に響く。聞けば,
3人兄弟(おそらく年子)の男子が中心で,小生が気づいて以来,少なくとも3年
は継続。知人の説明によると,その兄弟の父親がリードしている姿に,事情通の一
人から絶賛されている家族の方がただとか聞く。
・今年も,大きな「七夕かざり」のある美しい光景を見れた喜びに感謝!
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●第43回日本童謡賞・2013年童謡文化賞
・2013.7.1.(月)18:00~ アルカディア市ヶ谷(私学会館),贈呈式挙行。
・日本童謡賞/本郷健一/童謡詩集「ひまわりのうた」
同・特別賞/長谷川芙佐子(ピアノ),多摩ファミリーシンガーズ(児童合唱)
同・特別賞/広島県東広島市立中央中学校
・それぞれ表彰状,記念品等の贈呈式,湯山昭童謡協会会長より,審査の経過報告。
・多数の来賓の祝辞の後,レセプションに入る。
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●みんなでおどろう 46
・今年の日本フォークダンス連盟の「みんなでおどろう」46集目が完成・発売。
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・収録曲
01. モミノ・ホロ
(ブルガリア民謡)編曲:松山祐士 ♪視聴出来ます。
02. ヤン・トウホのポロネーズ2
(ポーランド民謡)編曲:森田一浩
03. メラーナ・ドライアタンツー
(イタリア民謡)編曲:森田一浩
04. ルッキング・フォー・ア・パートナー
(スコットランド民謡)編曲:松山祐士 ♪視聴出来ます
05. セギディーリャス・セビリャーナス
(スペイン民謡)編曲:松山祐士 ♪視聴出来ます。
06. リンボー・ロック
(アメリカ民謡)編曲:森田一浩
07. ランニングス・ミクサー
(アメリカ民謡)編曲:松山祐士 ♪視聴出来ます。 |
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●JASRAC 2013年度 定時社員総会
・2013.6.26.(水),13:30,新橋第一ホテル東京
・この梅雨期一番の雨天の中,都倉会長,菅原理事長以下,役員総動員の中,
報告事項 1 2012年度事業報告・決算報告の件
2 定款改正委員会の審議状況報告の件
決議事項 議案 著作権信託契約約款変更の件
・冒頭,都倉会長より懸案事項の概要の説明があり,中でも,戦時加算問題につい
ての経過報告が,かなり細目を交えての内容にまで踏み込んでいた。この件につ
いては,かなり広範囲でのマスコミにより報道されていたので,補足的な内容で
もあった。
・定款改正委員会の審議状況については,当該官庁との折衝等で,今暫く時間を要
する旨の報告。
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●モーツァルト室内管弦楽団 第56回定演
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・2013.6.23.(日)14:00 上野学園:石橋メモリアルホール。
・曲 目
1.歌劇「劇場支配人」序曲 K.V.486
2.オーボエ,クラリネット,ホルン,ファゴットのための
協奏交響曲 K.V.Anh.I,9
3.Beethoven 交響曲第3番「英雄」Op.55
・1972年の設立以来,毎年2回の定期演奏会で40年間を超えて
モーツァルトの音楽を中心に演奏活動を継続している「モー
ツァルト室内管弦楽団」。 |
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・今回,会場はJR上野駅近くの「上野学園:石橋メモリアルホール」。
キャパシティーは,それ程多くはないものの,パイプ・オルガンを備え,木の香り
豊かな近代的ホールで,音響設計には定評のある会場。
・2曲目の4人のSolo奏者は,若手らしいエネルギッシュな演奏で,それぞれ海外で
の演奏実績を物語っていた。
・3曲目の「英雄」は,13年前の2000年12月以来2回目の登場。このホールでの「ひ
びき」とオーケストラとのコラボレーションに,今一歩の工夫の余地あり。
・指揮:横島勝人,オーボエ:杉本真木,クラリネット:荒井伸一,ホルン:萩原顕
彰,ファゴット:桔川由美。 |
●「ガンダム」富野監督の語った「アトム」と手塚治虫
・2013.6.23.msn産経ニュースに上記のタイトルに添った「機動戦士ガンダム」の生
みの親,富野由悠季(とみの・よしゆき)氏へのインタヴュー記事が掲載された。
・長期にわたり,作品上での関わりも多い人物ゆえ,興味を以って拝読した。
|
●雨期の宮崎訪問
・6.20.~6.22.の短期間ではあったが,法事で宮崎市出張。
・当地では,神式による諸作法の為,慣例となっている仏式とは異なり,何回か経験
はしているものの,慣れない要素に戸惑いを覚える。
|
●横響第647回定期演奏会
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・平成25年6月19日(水)19:00.神奈川県立音楽堂
・管弦楽/横浜交響楽団。指揮/甲賀一宏。
・「青少年のための音楽会」~東日本大震災“がんばれ!
こどもたち!!”
【知られざる交響曲の名曲③】
曲目
1.スメタナ/交響詩「モルダウ」JB1:112-2
2.モーツァルト/交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」
K.385
3.ドヴォルザーク/交響曲第3番 変ホ長調 Op.10/
B.34
・アンコール曲/ブラームス「ハンガリー舞曲」
より |
・ドヴォルザークの「第3番」は,稀にしか演奏機会がない名曲であるとの説明だ
が,この曲でブラームスがドヴォルザークの才能に感嘆し,広く世の中に知られ
る切っ掛けとなったとの事。但し,演奏家は相当大変そう! |
●久方振りの温泉での休養
・ここ2週間程,連続しての予定があった為,30数年来の友人の一人が,小生と家内
を気遣って下さり,先方の御家族3名と共に,急遽近場の天然温泉に出掛ける事と
なった。(6.15)
・双方共,それぞれ多忙な予定の中である為,乗用車での往復で支障を来たさない範
囲での小旅行ではあったが,束の間とは言え,心身のリフレッシュには充分な至福
の時間を過すことが出来た。
・それなりの食事は当然だが,同行した御夫人方の寄り道の一つである,和,洋,そ
の他の甘味製造・販売元のショッピングも,何気なく立ち寄る気配りに,改めて感
心した。感謝!感謝!! 感謝!!!
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●朗読と合唱の夕べ~エルフェ女声合唱団
・2013.6.14(金) 杉並公会堂(小ホール)
・出演:エルフェ女声合唱団,朗読:長谷川哲夫,伊藤弘子
指揮:伊藤幹翁,ピアノ伴奏:長谷川芙佐子
・杉並区近辺に在住されているメンバーが,7回目のコンサート開催。伊藤幹翁氏が
指導されて以来,15年にもなると言う。
|
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・伊藤氏によると,「今回はちょっとアカデミックな香りの
する音楽会を企画。エルフェにとっては,とても難しい表
現が要求されるプログラム~」
・今回は,伊藤氏と姻戚関係のある上記の俳優の方がたの重
厚な朗読が入り,伊藤幹翁氏の作品を中心に,かなりハイ
・レベルなコンサート。
・但し,打ち上げ会では,その雰囲気が一転。ゲストに参集
した,たいらいさお,稲村なおこ,川口京子,作詩家のこ
わせ・たまみ,佐藤雅子の各氏が,普段のレパートリーに
は絶対登場しない曲の数かずを熱唱。ピアノの長谷川氏も
これまた信じられない伴奏で華を添えていた。 |
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●(社)日本童謡協会 平成25年度総会
・平成25年6月13日(木)14:00~,千代田区五番町グランドビル2F2A会議室。
・議題
1.平成24年度事業報告及び収支決算
2.一般社団法人認可の報告
3.平成25年度役員の選任
4.その他
・総会終了後,同会場での懇親会
・本音の懇親会が,その後,2~3回会場を替えながら続く。それなりに有意義なパ
ーティーではあった。
|
●Hawaiian Night~Moonlight Cruising Honolulu-Tokyo~
・毎年,この時季になると,銀座博品館“ハワイアンナイト”のステージから,「銀
座カンカン娘」の大合唱が響いて来る。ほぼ満席の会場と出演者全員による大コー
ラスは,企画・製作の博品館劇場も認める“新・名物”となった感のあるラスト・
ナンバーとして定着しつつある。
・構成・演出の浅井愼平氏の言によると「このコンサートは,ハワイアンのスタイル
の歴史や今を,みんなで楽しもうというのがテーマ~」,出演者を代表してナレオ
・ハワイアンズ・リーダー:白石信氏は「ハワイアン・ミュージック全盛時代の
1930年~60年頃生まれた珠玉の名曲の数々を~今日のコンサートの中で一曲でも皆
さんの心に残れば幸い~」
|
・2013.6.12.(水),18:30~,銀座博品館劇場,後援/ニッ
ポン放送,日本ハワイアン音楽協会,白石信ミュージック
・ソサエティ
・出演/浅井愼平,近衛里帆,白石信とナレオ・ハワイアン
ズ,森靖雅(gt),木津精一(vib),太田真由美(Hula)
マヘアラニ・ヨシコ・小松(Hula),その他。
・二部構成で,様ざまな珍しい楽器編成や曲目の変化と浅井
・白石コンビによる軽妙なトークと進行で,リズム感のあ
るシャレたステージを楽しめ,オールド・ファンのみなら
ず,若年層のオーディエンスも満足度に満たされたムード
に包まれていた。 |
|
|
●小田原少年少女合唱隊 50th Anniversary
・2013.6.9.(日),14:00,東京オペラシティ・コンサートホール
・「日本が誇る第一級の少年少女合唱団」(音楽史学者・皆川達雄氏)の創立50周
年記念演奏会。長く,「海外でも高い評価を得ている合唱隊」(聖路加国際メデ
ィカルセンター理事長・日野原重明氏)。
・「他に類を見ない素晴らしいパワー」(作曲家・湯山昭氏)。「常にトップレベ
ルの技術と表現力を維持している偉業」(作曲家・合唱指導者・松下耕氏)。
・フィンランド・タピオラ児童合唱団元アシスタント,ワークショップ・リーダー/
Sanna Valvanne,インドネシア・聖アンジェラ児童合唱団指揮者/Roni Sugiarto。
・数かずのお祝いの言葉が綴られた豪華なプログラムであるが,多くの後援団体の
中に「芸術文化振興基金助成事業(http://www.ntj.jac.go.jp/kikin.html)」の
名が掲載されていた。その主旨は,「我が国の優れた芸術文化活動を助成し,芸
術・文化の振興・普及に寄与することを目的としている」
・曲 目
Ⅰ 子どもシンフォニー (湯山 昭 作曲/中山知子 作詩)
Ⅱ グローリア (フランシス・プーランク 作曲)
Ⅰ レクイエム Op.48 (ガブリエル・フォーレ 作曲)
・出 演
指揮/沼尻竜典,管弦楽/トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ
合唱/小田原少年少女合唱隊,合唱/マルベリー・チェンバークワイア,賛助
出演/コー ル・ブラックス,ソプラノ/譲原麻友子,バリトン/大山大輔
・広いオペラ・シティのステージと客席を,見事に合体・感動させた大コンサート。
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●第9回~神谷グループを聞こう会
・昭和から平成にかけて,珠玉のメロディーが量産され,それぞれが大ヒットした時
代,キング・レコード専属ギタリストとして,演歌ギターの木村好夫氏と人気を二分
した神谷正行氏の第9回目のコンサート。
・2013.6.9.(日),15:30~,東京・中野坂上「ハーモニーホール」
・T.V.出演や劇場公演で一座を率いる「杉良太郎劇団」の音楽監督として,現在でも
活躍中で,出演者の方がたも往年のグループを中心に,若手のリズム楽器奏者も補
強し,神谷サウンドは健在。
・例年,同時期に演奏会が重なるのが常で,今年こそは何とか予定を回避していた筈
が,またまた重複した為,第1部は途中からとなる。
・終演後,小生もたびたび世話になった往年のビッグ・プレイヤーの方がたと,同窓
会的雰囲気でルーマニア料理で語り合う。 |
●あんみ通的津軽三味線 vol. 4@銀座タクト
津軽三味線デュオ・あんみ通,夏の恒例ライヴとなった「あんみ通的津軽三味線@銀
座タクト」の第4回目が,2013年6月7日(金),開催された。
昨今“雨女”と自称されているお二人であるが,入梅後にもかかわらず当日は良好な
天気に恵まれた。
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・今回は,ウッド・ベース奏者船戸博史氏とのトリ
オでオン・ステージ。船戸氏は,ヴォーカリスト
渕上純子氏とのデュオ「ふちがみとふなと」と,
その2人を含む4人組バンド「ビジリバ」での活
動を中心に,京都を拠点に活躍中。
・津軽のエネルギッシュなメロディとハーモニーに
ウッド・ベースの豊かな低音が合わさり,響きの
豊かさはもちろんのこと,ハートウォーミングな
サウンドがライヴ会場全体を包み込んだ。
・ホルストの「火星」を思わせる5拍子アレンジの
「ででれこでん(富山民謡)」や,正義の勇者と
魔王との格闘を三味線とベースで描いた「名前の
ない森」など,あんみ通ならではの斬新な試みが
ふんだんに盛り込まれた作品が次々登場,そして
常連ファンには“お約束”と言うべき定番曲の,
「あんじょん6」「クルンテープ~天使の都」な
ども,ベースを加えた当ライヴ限定テイク。
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・終盤では“お待ちかね”,観客と一つになって楽しむプログラムが登場。曲名は,
満員(千客万来)の会場にまさに相応しい「千客万歳!」,「あめ売り唄(秋田民
謡)」を素材にアレンジされた,観客が掛け声で合いの手を入れていくもの。終演
後も,しばし会場に残り談笑を続けていた大勢の観客は,興奮さめやらぬまま
夜の街へと散っていった。
(記:西川 紳一郎)
※あんみ通 公式HP:http://www.anmitsu.info/
※ふちがみとふなと 公式HP:http://www.yoshida-house.net/
※YouTube「あんみ通の『あんみ通信』vol.10」より
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●Back to the Origin Vol.8 Bonny Jacks
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・2013.6.3.(月),17:30~於:六本
木/STB139
・出演/ボニージャックス
・毎年恒例のボニージャックス・ディ
ナー・ライブ“Back to the
Origin”の第8弾。今回のテーマは
「ボニーの歌声と共に世界を旅する
一夜」。
・南米「アルゼンチン」から始まり,
彼らのオリジナル・メンバーの全盛
期に公演が続いた「ソビエト連邦」
時代のロシア歌曲,また18番のレパ
ートリーでもある「イタリア歌曲」 |
「オーストリア歌曲」等々,懐かしい耳に残る世界の名曲の大洪水。
・17:30のDoor OpenからShow Startの19:00までの間に,客席は大きな歓声にどよめ
く。それもその筈,彼らの母校WASEDAのグリーを始め同窓会のメンバーや,トップ
・テナー西脇久夫氏の高校時代の後輩達が,大震災地の一つ宮城県の塩竃市から大
挙押しかけて,いつもより一段とにぎやかな雰囲気。
・結成から50年以上にもなるメンバー(2nd Ten.を除いて)達が,よくそれぞれのパ
ートと歌詞を唱いあげる技量は,流石プロフェショナルの姿と感銘。終演後,メン
バーの方がたとの固い握手が,彼らの感情を代弁していたと感じつつ帰路につく。 |
●東京マンドリン・アンサンブル コンサート2013
・2013.6.2.(日)於:日本青年館・大ホール
・主催/東京マンドリン・アンサンブル。後援/毎日新聞社,スポーツニッポン新聞
社,(財)音楽文化創造,(社)日本マンドリン連盟,NHK文化センター,読売・
日本テレビ文化センター。協賛/(株)プリマ楽器。
・出演/竹内郁子と東京マンドリン・アンサンブル。編曲・指揮/たかしまあきひこ。
編曲/KANTA。
・第一部
1.サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
2.ジャゾット(アルビノーニ):「アルビノーニのアダージョ」
3.ビゼー:「カルメン組曲」より
・第二部 ~…と,言えば?
1.“猫”と,言えば? 「黒猫のタンゴ」「Memory」他
2.“髪”と,言えば? 「亜麻色の髪の乙女」「Aquarius」他
3.“ベニー・グッドマン”に挑戦! 「Sing Sing Sing」他
4.“聖”と,言えば? 「聖母たちのララバイ」「聖者の行進」他
5.“姫”と,言えば? 「スペインの姫君」「篤姫のテーマ」他
・たかしま氏らしいウィットに富んだサウンド創りは,今回も健在。長い伝統を誇
る同アンサンブルの本質も,時代の波とマンドリンと言う楽器の限界との融和に,
今回も大きなチャレンジをしている姿勢には,大きな拍手を贈りたい。アコース
ティックな本来のサウンドも,より期待したいものである。
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●しゅう さえこ “ビタミンS”Vol.8
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・2013.5.22.(木),18:00 Door Open, 六本木STB
139
・出演/しゅう さえこ,伴奏/西 直樹(P.f.),佐久間
順平(G, Vln, Voc),加藤真一(B.),サポート・
メンバー・村田匠(Perc.),以上:チーム・ビタミ
ンS
・東京芸大声楽科出身のしゅう さえこ氏とは,彼女が
NHK「おかあさんといっしょ」第14代うたのおねえ
さん時代からの旧知の間柄。その後,彼女が当時の東
芝EMIで数かずのレコード活動を開始した時代に,
小生もずい分お世話になる。 |
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・その頃,録音スタジオでチョロチョロ動き回っていた男の子たちが,一人は当日
サポート・メンバーとしてパーカッションを担当,もう一人は今春のTVで話題
を集めたラグビー・チームNECで最初のトライで活躍した村田毅氏。会場の多
くのサポーター達の耳目を集めていた。
・オープニングは「セイリング」から始まり,全22曲。彼女のレパートリーでもあ
るアット・ホーム系のナンバーを中心に,ポップスのスタンダードをまぶしなが
ら,彼女の明るいキャラクターのナレーションが,何とも心地よい。
・また,伴奏者の一人一人が,実に巧みな演出のサポートをしている。
・当日の直前,北陸の古都金沢市での公演を終えた旨,メールを頂戴。感謝!感謝
のディナー・ショウであった。 |
●「バリアフリーの花」ヘルマンハープ チャリティー・コンサート
・ドイツ人の農業主の父が障害を持つ息子のために作った楽器「ヘルマンハープ」。
楽譜が読めなくても,誰もが演奏できる「ヘルマンハープ」(バリアフリーの花)
・この楽器が日本に伝えられて以来,丁度10年目に当たるメモリアル・コンサート
「チャリティー・コンサート in MUZA」が,2013.5.19.13:00より,川崎市ミュー
ザ川崎シンフォニーホールで開催。
・この日,ドイツ連邦共和国バイエルン州経済運輸技術省代表,バイエルン州代表ア
ンサンブル・アルペジオ,日本ヘルマンハープ協会バリアフリーアンサンブル。
・バイエルン州代表が初来日したのは2009年の10月。この時は,この楽器の開発者で
あるヘルマン・フェー氏も同行。美しい天使の声を持つAnnette Wohlmann氏のソプ
ラノとアンサンブル・アルペジオの演奏が,強烈な印象を残していたが,今回も
Annettes女史を含め,来日経験のある数名を含め12名の編成。今回はヘルマン・
フェー氏の代わりに,お孫さんが祝辞を代読。
・日本での普及事業をされているのが,日本ヘルマンハープ協会の梶原彰,千沙都夫
妻(公式ホーム・ページ http://www.hermannharp.com/)。
・Annettes女史の「うるわしの五月」「野ばら(ブラームス)」他のドイツ・リー
トが,この楽器とのアンサンブルに絶妙な味わいを披露。
・梶原千沙都女史の名演(KMES-13039写真右)の一部を,是非お聴き戴きたい。
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●彩 愛玲(Harp)×クリストファー・ハーディ(Perc.)ジョイントコンサート
・前日の暑さとは対照的に,北風に肌寒さを感じた,2013.5.7.(火)19:00~「古代
の光が照らす夜」と銘打った,彩 愛玲(Harp)とクリストファー・ハーディ
(Perc.)のジョイントコンサートが東京文化会館小ホールに於いて開催(主催:
東京音協/フロレスタン,協力:クリエイティブ21)。
・ハープ奏者の彩 愛玲(さい・あいりん)氏は,2007年にCD「花一輪」をキング
レコードよりリリース。2008年東京文化会館(小ホール)にてリサイタル。(中略)
2012年,林雅行監督・ドキュメンタリー映画「老兵挽歌」「呉さんの包丁」(2013
年8月24日公開)にテーマ音楽作曲・演奏。ジャンルを越えてハープの魅力を探求
中。
・打楽器奏者のクリストファー・ハーディ氏は,アメリカ出身。1989年より日本に在
住。西洋打楽器の基礎をバックグランドに民族楽器であるハンドドラムのスペシャ
リストとして高い評価を得ている(以上パンフレットより抜粋)。
|
・当日の曲目は,
第一部
・カンティーガ・デ・サンタ・マリア(聖母マリア
頌歌集)より/賢王アルフォンソ10世
・古代の光/クリストファー・ハーディ
・タクスィーム/マルセル・カーリフ
・ラガッシュ/クリストファー・ハーディ
第二部
・グリーンスリーヴス/イギリス民謡
・ボートマン/スコットランド民謡
・ハブキャップス&ポートホールズ/レイチェル・
ヘア&スコットランド民謡
・魂のゆくえ/彩 愛玲
・ギターブック/ルー・ハリソン |
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・この日,彩氏は普通のハープより少し小ぶりな,アイリッシュ・ハープを演奏。弦
の振動が会場の空気を伝わって,耳に心地よく響いた一夜であった。
(記:友永 博志) |
●そよ風のコンサート(すずかけ児童合唱団)
・1968年,神奈川県藤沢市に於いて伊東和子氏が発足させた「すずかけ児童合唱団」
の受賞記念コンサート(第16回「花とライオン児童合唱音楽賞」,第42回「日本童
謡賞・特別賞」)が,2013.5.3.(金),14:30~藤沢市民会館大ホールで,「そよ
風のコンサート」として,藤沢市教育委員会,藤沢市合唱連盟等々の後援で開催。
・地域の児童達の成長と社会経験の増幅・増進を旨として,TV・舞台・CM等にも
積極的に音楽活動に貢献している同合唱団に,今年度の童謡協会「こどものコーラ
ス展」で「命のリズム」(井上灯美子/詩,松山祐士/曲)で出品・出演を依頼し
た関係で当コンサートを鑑賞。
|
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・第一部:新作を中心としたスタンダード唱歌
・童謡集
第二部:音楽ものがたり「花の海・色の風」
生バンド入りのオリジナル作品
第三部:アニマルソングメドレー(動物達が
主役の歌をコンピュータの伴奏で) |
・この合唱団の特色の一つである,合唱団ではあるが,全員がソロを歌うこと,年令
に応じた歌唱・演技を振り分ける演出。客席や保護者からの熱烈な支持。上記の受
賞対象になった理由も頷ける。
・因みに,このチームの指導者であり,ミュージカル・タレントでもある伊東えり氏
は,当日も出演していたが,かつて東芝レコードが健在であった頃,小生の作品で
も,ずい分歌って頂いたものである。 |
●水森亜土(Vocal)スペシャル・ライヴ
|
・東京・新宿御苑駅そば,JAZZ SPOT J,2013.4.30(火)
18:30~24:00.
・しばらく振りに水森亜土氏のライヴ・ショウを観賞。「未来
劇場」公演以外の彼女のJazz Vocal Showのステージは,そ
の存在感を充分に発揮し,ライヴ・ハウス公演を堪能させた。
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・その昔,水島早苗・石井好子・戸川昌子・水森亜土の各氏の競演による「四姉妹の
ライヴ・ショウ」が,銀座の名店で開催され,その折には各ジャンル別のスタンダ
ード・ナンバーが披露されていた事が,今になっては大変に贅沢な催事でもあった。
・日本のジャズ草創期を代表する女性ヴォーカリストの水島氏(1909~1978年)は,
夫君のジャズ・ピアニスト永田清嗣氏と「水島早苗ボーカル研究所」を新宿に設立
され,マーサ三宅・伊集加代氏等,大物ヴォーカリストを多数育成されていたが,
亜土氏もその中の一人で,小生もそのスタジオを何回か見学させて頂いた。
・当夜の歌を拝聴しながら,往時の頃を回想するに充分な雰囲気でもあった。
・高浜和英(p.f.),酒井一郎(bass),八城邦義(dr.),ゲスト:ローズマリー
ダンサーズ。 |
●第25回グランドHULAフェスティバル
・スパリゾートハワイアンズ復興支援と命名された第25回グランドHULAフェスティバ
ル,2013.4.29.(月).16:00~於:東京五反田・ゆうぽうとホール。
・主催:日本ハワイアン音楽協会,後援:NPO法人全日本フラ協会,スパリゾートハ
ワイアンズ他。
・選抜されたフラ・チーム約11団体のコラボレーションが壮観で,多種多様の振り付
け(最も古い様式の曲目も含む)とコスチュームで,回を追う度に華麗さと内容の
充実が目立つ。
・ゲストとして,フラガール(スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム),三
島敏夫(京都からの特別参加),清水峰生(ボーカル),ヒロシ・オカダ・ウィズ
・ウィケア,白石信とナレオ・ハワイアンズ,カレイナニ早川(総合監修),鳥山
親雄(司会)
・会場のゆうぽうとホールは都内でも屈指の大ホールではあるが,大半のオーディエ
ンスが女性であると言う特性も相まって,広い会場は大変な熱気にむせ返る様子。
・進行役のスタッフ陣の大奮闘もあり,出演されたナレオの白石氏の言では,進行は
おおむねタイム・スケジュール通りに順調であったとの事。
|
・フラ・ガールのシーンでは,さすが
にショウ・アップされた内容で会場
内からの大声援に,出演者と共に大
盛り上がり。但し,会場内でのオー
ディエンスとしてのマナーと秩序は
是非是非厳守願いたい。
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●第2回/杉並「童謡・唱歌」まつり
・主催・NPO杉並文化村/共催・杉並公会堂による「心のふるさと杉並『童謡・唱歌』
まつりが,2013.4.28.(日)15:30~より杉並公会堂・大ホールに於いて開催。
・東京・杉並区に在住する作曲家小林亜星氏,伊藤幹翁両氏による企画構成の昨年に
続く第2回南相馬市支援コンサート。
・出演者は,大和田りつこ/たいらいさお/岡崎裕美/稲村なおこ/川口京子/渡辺
かおり/雨宮知子/ピアノ・大久保洋子,篠崎仁美/諸岡由美子とスペシオーザ・
アンサンブル。
・本公演にあたり小林亜星氏より「日本の宝である童謡や唱歌を,子供たちに何とし
ても伝えて下さい!」。伊藤幹翁氏からは「大人から子供に贈るメッセージであり,
愛であり,ヒューマニズムなのでは~」と語る。
・上質の室内楽アンサンブルの伴奏で唄う歌唱陣は,このジャンルに於ける当代のト
ップ・シンガー揃い。舞台スタッフと共に童謡・唱歌への愛する想いが,会場全体
に漲った素晴らしい時間帯を演出。
|
|
・トーク・ショウのスペ
シャル・ゲストに小林
亜星氏と共に永六輔氏
も参加。両氏共,昭和
8年生まれの同期生と
して,洒脱な話芸はさ
すがに会場を沸かす。
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・本チャリティ・コンサートの主旨にも繋がる曲でもある「上を向いて歩こう」「夕
焼小焼」「故郷」の全員合唱で終演。 |
●第33回/多摩ファミリーシンガーズ演奏会
・2013.4.28.(日)p.m.1:00~パルテノン多摩/小ホール
・多摩市教育委員会/(社)日本童謡協会/多摩童謡友の会等々の後援
・1977年(昭和52年),高山佳子(作曲家たま・みゆき)氏の指導の下に,多摩市周
辺の児童を対象に発足した「多摩ファミリーシンガーズ」第33回目の演奏会。
|
・今年度はオペラ,T.V.出演の多忙な活動の
中で,高山氏は次のような事を指針として
いると語る。
「自分達が楽しいから歌う~『他人のため
に役に立つ』事に喜びを感じる,こういう
体験がきっと世の中で役に立つ社会人に育
ってくれると信じています」
・二部構成での第一部は,美しき青きドナウ
/アヴェ・マリア(グノー)/虹の彼方に
/ねこふんじゃった/大きな栗の木の下で
/他全11曲。
|
|
第二部は合唱ファンタジー「白雪姫と七人の小人たち」(原作:グリム兄弟/作曲
:メラー/日本語訳:中山知子
・この合唱団のチーフ・アシスタントである田中美佳氏が,12歳の折に2回目の白雪
姫を演じて以来,今回は6回目の上演。以前何回目かの上演を拝見して以来,また
新しいファンタジーの世界が展開されていた名作の再々演。
・今秋挙行される日本童謡グランプリ表彰式の折,グランプリ特別賞の受賞が公表さ
れる予定。 |
●ヘンデルのピアノ楽譜
・今夏にドレミ楽譜出版社から発刊される予定のヘンデルの作品集に,ピアノ用編曲
と編纂に,昨年から取り掛かっているが,改めて,その伝記や原譜(に準ずると思
われる諸資料)を拝読していての感想。
|
|
・ドイツに生まれて英国に永住した経緯。(1685~1759年)
・同時代に活躍したJ.S.バッハとの相関関係。
・その堂々たる曲風の源。
・当時のオーケストラの定型の成立過程など。
・駈足ながら調べてみると,今迄,彼の作品に通り一遍の接し方
しかしていなかった事が,今更ながらの勉強不足を痛感してい
る昨今である。 |
|
●Laszlo Mezo & 藤沢俊樹 二人のチェロ“饗宴”
・前日までの暖気が一変して,底冷えのする寒風が身に沁みる4月19日(金)19:00
より,杉並公会堂小ホールで,ハンガリー生まれの世界的チェリストLaszlo Mezo
(ラースロー・メゾ)氏と,国内でソリストとして活躍する藤沢俊樹氏との二人に
よる“饗宴”が開催。
|
・曲目は
1.ボッケリーニ Duo No.4 Op.10-4
2.ブラームス Cello Sonata No.1
────♪────♪────♪────♪──
3.メンデルスゾーン Songs without Words Op.109
4.フォーレ Elegy
5.J.C.バッハ Concerto C-minor
6.ブルッフ Kol Nidre Op.47
7.バリエール Sonata for 2 Cellos
|
|
・伴奏(ピアノ)なしでの二台のチェロのみの演奏会なので,正直なところ当初は少
々戸惑い気味であったが,二台のチェロの為に作曲されたボッケリーニ,バリエー
ルの作品は言うまでもなく,ブラームスやバッハ,メンデルスゾーン(無言歌)な
ど,チェロ独特の深い表現力と技術面の微細な感情が,これ程の感情移入に供する
事を,改めて再認識。
・メゾ氏は,ハンガリーのブダペストにて8代続く音楽家の家系出身で,数かずの国
際コンクールで優勝し,現在は米国ロサンジェルス市を本拠地として,世界的に活
動。古典から現代曲まで,卓越した技法と豊かな音楽性で,今回も含めて7回目と
なる来日演奏。
・藤沢氏も,時にソロ・パート,時に伴奏パートに徹した熱演。なかなか聴くことの
出来ない,珍しい構成のコンサート。 |
●機動戦士ガンダム~新たなる展開~
・2013年4月上旬,サンライズ音楽出版株式会社の代表取締役・指田英司氏が来社さ
れ,ファースト・ガンダムに関する最近の動向を伺った。
・今春,パチンコ業界の新機種として「機動戦士ガンダム」が導入され,人気を集め
ているとの事。
・今年の8月には,TVシリーズ全43話を収録した『機動戦士ガンダム Bru-ray メ
モリアル・ボックス』(初回限定生産)の発売が決定。
・他にも,新たなる企画を検討されているとの事で,今後のガンダムの更なる展開に
期待し,注目して行きたい。 |
●動画サイトの投稿に感謝
・動画サイトに小生の編曲した楽曲の投稿を見つけたので,いくつか紹介させて頂く。
・「翔べ!ガンダム 」(作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士)
・「キャンディ・キャンディ」(作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士)
・「おしえて」アルプスの少女ハイジ主題歌(作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士)
・「Oriental Wind(サントリー伊衛門CMヴァージョン)」のピアノ演奏(作曲:
久石譲/ピアノ編曲:松山祐士)
・NHK連続テレビ小説「こころ」テーマ曲のピアノ演奏(作曲:吉俣良/ピアノ編
曲:松山祐士)
・「ルパン三世のテーマ」のピアノ演奏(作曲:大野雄二/ピアノ編曲:松山祐士)
・「ボレロ」のピアノ演奏(作曲:ラヴェル/ピアノ編曲:松山祐士)
・「Comme au premier jour(めぐり逢い)」のピアノ演奏(作曲:アンドレ・ギャ
ニオン/ピアノ編曲:松山祐士)
他にも多数。
・投稿して下さった方がたに感謝いたします。これからも皆様に喜んで頂けるような
作品を書き続けたいと,気を引き締めた今日この頃。 |
●サンライズ音楽出版の社長に指田英司氏
・本年4月1日の臨時取締役会に於いて,吉井孝幸氏の後任として指田英司氏が昇任。
指田氏は「機動戦士ガンダム」製作初期に,現場スタッフとして,その発展に尽力
された人物。
・なお,K.K.サンライズの代表取締役社長は,内田健二氏がグループ発展の為に注力
されるとの事。 |
●4月1日に新作童謡出品
・9月7日(土)に開催される新作童謡展。締め切り日が,たまたま4月1日であっ
たが,出品作「ぼくんちのカエル」(祐成智美 作詩,松山祐士 作曲)提出は本当。
・以降,ムツカシイ審査の網の目を掻い潜って,本選に残って無事本番の日の目を見
ることが出来るかどうか,お楽しみ,お楽しみ……。 |
●祈りそして神宴(うたげ)・Ⅹ
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・自ら製作した楽器を駆使して,独自の音楽世界を練り上
げ,各地で演奏活動を続けている日本のジャズ・フルー
ティストの草分けの一人,横田年昭氏の赤羽・静勝寺に
於ける10回目のコンサート。
・JR赤羽駅南口から徒歩で約5分の高台にある静勝寺(じ
ょうしょうじ),3/31(日)13:00~
・ゲスト出演の文楽人形(勘緑ほか)による三番叟,横田
千世子夫人の一絃琴「神々の宴」,文楽人形の話,等々
が第一部。
|
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・休憩後の第二部では,人形による「六情」(喜怒
哀楽愛憎),ギターの福島久雄氏の「イベリア・
ダンス」,「ひまわり」「スパルタカス愛のテー
マ」「カッチーニのアヴェ・マリア」「ハレ・ク
リシュナ」等。
・制作の松崎由紀子氏は,相変わらずの精力的に活
動されていた姿が,横田氏の熱意に劣らず文字通
りの花曇りの境内で光っていた。
・旧「ファミリー・プラザ」時代のフジテレビ・プ
ロデューサーの青柳氏の姿も見受けられた。
|
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●2013 みんなでおどろう46
・日本フォークダンス連盟2013年度発表のNo.46の新録音が,3月28日(木)12:00
より,早稲田のAVACOスタジオで挙行。
・今回は,ブルガリア,ポーランド,イタリア,スコティッシュ,スペイン,アメリ
カ(2曲)の6ヶ国分計7曲。
その内,
ブルガリア(Momino Horo)
スコティッシュ(Looking For A Partner)
スペイン(Seguidillas Sevinas)
アメリカ(Running Mixer)
の4曲が松山祐士編曲で,残り3曲の編曲は森田一浩氏。
・4月10日に各曲のT.D.が行なわれ,CD発売は6~7月に,ユニバーサル ミュージ
ック合同会社から(昨年までは,EMIミュージック・ジャパンから発売されていた
が,2013年4月1日に,EMIはユニバーサルと合併した為)。 |
●ベートーヴェンの作品鑑賞会
・平成25年3月26日(火)14:00.於:池袋・東京芸術劇場M.R.主催:ベートーヴェン
・サークル 第124回例会(講師:河野浩一郎氏)
・今回のレクチャー・コンサート(第20回目)は,ベートーヴェンが逝去して186回目
の命日となる日を祈念して,河野氏の肝煎りで開催されたもので,久方振りの芸術
劇場へ足を運んだ。
1.ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲(抜粋)
ピアニスト:秋田悠一郎
1819~23年にかけて完成(49~53歳),A. ブレンターノ夫人に献呈。
例によって河野氏ならではの多面的な解説入り。
2.交響曲第9番ニ短調 合唱付き
映画監督・篠田正浩氏出演のブルーレイ・ディスクより。
この人類の至宝の誕生の背景を,篠田氏の旅する人と言う形で,苦悩から歓
喜への導線を,演奏映像を交えながらの旅行記。
ここでも,河野氏の詳細なデータに基づくレクチャーが入る。
・改めて。音楽の意図する意義の重要性を再認識。 |
●横響第645回定期演奏会
|
・平成25年3月20日(水)14:00・神奈川県立音楽堂
管弦楽:横浜交響楽団/指揮:甲賀一宏
・交響曲の流れ⑤と題して,
1.「エグモント」序曲:ベートーヴェン
2.弦楽セレナーデ第13番(アイネ・クライネ):
モーツァルト
3.交響曲第2番ニ長調:シベリウス
・昭和7年(1932年),作曲家・指揮者である故・小船幸次郎
氏らによって創立された横浜交響楽団は,80年の歴史と市民
交響楽団としては世界的にも希な645回の定演活動の実績を
有する団体。
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・今回は,昭和14年(1939年)にイタリアに留学していた小船
氏が,フィンランドの一地方の郊外に滞在していたシベリウ
スを訪ね,親交を重ねた折に同氏の作品についての指導を受
けたと言う曰く付きの作品をメインにしたプログラム。
・小船氏の生誕100年の折,フィンランド放送交響楽団から,
楽員の方と結婚された日本女性の日本語を添えた色紙を贈ら
れたと言う(左の写真)。
・因みに,滅多にアンコールを行なわない同楽団が,この日は
シベリウス作品の中から“マーチ”を演奏。“2番”と共
に,同楽団とは水が合うのか,両曲共に,北欧の香りを醸し
出す軽快なリズムを演出。アマチュアとは言え,流石である。
・同オケの次回の定演のスケジュールについては,横響のホー
ム・ページを参照。(http://www.yokokyo.net/) |
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●シルクのような歌声~稲村なおこ
待望のアルバム
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・童謡,唱歌を中心に活躍中の歌手・稲村なおこ氏が,3
月に待望のアルバム『心を紡ぐ歌 童謡~愛唱歌1』を
発表。
・彼女の魅力のひとつである,シルクのようにやわらかで
上質な歌声が堪能できるアルバム。
・本作は,デビュー25周年を記念してリリースされたもの
で,「ゆりかごの歌」「かなりや」「夏の思い出」など
彼女の愛唱歌を中心に収録。
・3月16日(土)には,CD発刊記念ライヴ「稲村なおこ
心を紡ぐ歌LIVE!!」が,恵比寿のアートカフェ フレン
ズで開催され,定員を超える110名の観客で大盛況。
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・CDのお求めは,アマゾンまたは,稲村なおこホーム・ページまで。
(http://www.naochi.net/) |
●第17回 こどものコーラス展
・2013年3月10日(日)14:00 於:府中の森芸術劇場 どりーむホール
・主催:(社)日本童謡協会,共催:(公)府中文化振興財団
・全22曲発表の中で,小生の新作「命のリズム」(井上灯美子 作詩/松山祐士 作曲/
すずかけ児童合唱団の合唱)も披露。
・すずかけの本拠地は神奈川県の辻堂だが,作詩の井上氏と来同して,久方振りの東
海道線に乗車,リハーサルに出向。
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・現在の同合唱団指導者は,かつての東芝レコード時代,共に
録音作業に携った伊東恵里氏とその御母堂(童謡協会グラン
プリ受賞者)様。
・本番では全員暗譜で,リハーサルの成果か,ベストの演奏。
井上氏の熱意もそれに拍車が掛かる。
・終演後,実行委員長・小森昭宏氏の講評によれば,全体的に
パワー・アップしてはいるが,いささか力が入りすぎとのこ
と。小学生低学年までのターゲットに対し,ややもすればサ
ウンド志向に走りすぎた作品が目立った結果か。いずれにせ
よ,実用性に富む年少者向きの二部合唱は,そのまとめ方の
技術が,詩人との呼吸の合わせ方に一考を要する。
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●清水峰生ミニコンサート(ハワイアン・ルネッサンス)
・「歌うように生きてきた,生きてきたように歌いたい。」をキャッチフレーズに,
半世紀以上ハワイアン・ソングを歌い続けている清水峰生氏のミニ・コンサート
(ハワイアン・ルネッサンス)が,'13.2.17.(日)14:00より「なかの芸能小劇
場」にて開催。毎年定期的にこの種のコンサートを持続されている事に,彼自身と
和子夫人の努力と共に敬意の念を表する。
・彼(峰生氏)の大学時代に知己を得て以来,公私にわたりお世話になっている一人
でもあるが,今回のハワイアン・ルネッサンスでは,故バッキー白片の3人の遺児
達を中心に結成している,「バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ」とのコラボレ
ーション。
・ここ数年来,体調を崩しがちの時期もあったにも拘わらず,彼独自の世界を演出し
ているバイタリティーあふれるパフォーマンスに,ほぼ同世代のオーディエンスは
大満足。飛び入り参加の形で,フラと共に旧オッパチ・バンドのOBの演奏・歌も,
年令を感じさせない立派さで華を添える。
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・彼の得意のスタンダード・ナン
バーが次つぎと続くうちに無事
フィナーレ。無論十八番の「ハ
ワイアン・カウボーイ」は,若
い頃には出せなかったペーソス
が,自然の形で滲み出ていた歌
唱に,来客として参加していた
彼の中学時代以来の7人の仲間
達も,さぞかし満足された事と
推察。
松 山 祐 士 |
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清水峰生氏 バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ |
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●横響第644回定期演奏会
・新春コンサートと銘した本年最初のコンサートは'13.2.3.(日)14:00,於神奈川県
立音楽堂で,雅楽「越天楽(平調)」を奉祝曲として開演された。
・今回のテーマは〈音楽の都を巡る〉シリーズの8回目として,ロシアのサンクトペ
テルブルグ(旧レニングラード)で活躍した作曲家,ボロディンとリムスキー=コ
ルサコフの代表曲で構成。
・ボロディンは「中央アジアの草原にて」,歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の
踊り」。
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・リムスキー=コルサコフは,標題音楽の代表曲でもある交
響組曲「シェヘラザード(全曲)」。
・「シェヘラザード」は,各パートに有名なソロ部分が登場
し,なお且つ,調性の難しさで演奏者泣かせの曲の一つで
あるが,アマチュア・オーケストラとしては精一杯の熱演
で,指揮:甲賀一宏氏を中心に,無難にまとめていたのが
印象的。かなりトレーニングを要したことが想像にかたく
ない。
・珍しくアンコール・ナンバーとして,ヨハン・シュトラウ
ス(父)の「ラデツキー行進曲」を会場全体に響く大拍手
と共に終演。
・次いでの話だが,同オケの次回の定演(年8回)は,3月
と4月と連続して開催予定。(http://www.yokokyo.net/)
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●雪色きらら:詩音(しおん)話音(わおん)
・日本童謡協会,日本作曲家協議会の各理事,楽譜コピー問題協議会(CARS)幹事,
2004年度日本童謡賞受賞者でもある上明子(かみ あきこ)氏の22回目のコンサー
ト,'13.2.2.(土),於ムジカーザ(代々木上原)。
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・石鍋多加史/バリトン、一色典子/ピアノで,1986年発表の
旧作を含め初演作品も多く,彼女らしく季節感を織り込ん
だ,朗読とピアノと歌唱のプログラミング。
・詩人陣は「風の吹く日のお星さま」の宮田滋子,岸田衿子
ジャニス・レヴィ,みぞいのりこ,こやま峰子,鶴岡千代
子,武鹿悦子,山内弘子,佐藤稚子,星乃ミミナ,やなせ
たかし等々。錚そうたる顔ぶれ。作品も…。
・バリトンの声質が,これら歌曲群によくマッチし,言葉が
明瞭で伴奏と一体になって,よく響く。後に、上さんの説
明で,二人は御夫人だとの事。・・・了解・・・。
・ムジカーザのコンサートでは,上氏の力量の一端が発揮さ
れた。出色の色彩豊かさで楽しめた。 |
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●ハイジの切手
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・世界名作劇場シリーズとして,フジテレビ系列でON AIR
された長編アニメーション作品の一つに『アルプスの少女
ハイジ』(1974年)があり,当時から爆発的な人気を誇っ
ていた。
・今日でも,その作品キャラクターや音楽のイメージは,日
本国内に限らず,世界的なスタンダードになって,多くの
CMその他の媒体から見聞できる。
・映像スタッフには,今をときめく高畑勲・宮崎駿,音楽ス
タッフが渡辺岳夫・松山祐士等々,熱気あふれる各分野の
エキスパートが揃っていた。
・そのキャラクターの一部が,この1月23日,記念切手シー
トとして全国発売された。作品全体の音楽パートの編曲を
担当した小生にとっても,感慨深い商品の一つである。
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・名作アニメ・シリーズは,この作品の大ヒットに続き,翌年からの『フランダース
の犬』『あらいぐまラスカル』『ペリーヌ物語』と連作された。Key局は異なるが,
この間にも『キャンディ・キャンディ』等の名作も残っている。
(参照:http://www.m-pine-m.com/omiyage/omiyage2.htm) |
●Bonny Jacks 結成55周年“新年会”
・1958年の結成より55年目の新年を迎えたボニー・ジャックスが,恒例のライヴを兼ね
たファンとの親睦会を,1月27日(日)17:30より新橋アルテリーベ東京にて開催。
・ディナー・タイム後,彼等が選んだ曲目は,往年の名歌手達の代表曲セレクション。
1.箱根八里(鳥居 忱,瀧 廉太郎,山田耕筰)
2.藤原 義江:鉾をおさめて
3.東海林 太郎:国境の町
4.ディック・ミネ:人生の並木路
5.岡本 敦郎:あこがれの郵便馬車
さらっと全歌詞入りで熱唱すると,彼らと同世代がほとんどの参加者の中からは,
思わず口ずさみ,手拍子やかけ声がかかり,たちまちの内に場内の雰囲気が昭和の
匂いに包まれる。
・第2部は,ボニーが得意としている「黒人霊歌」中心。
・第3部は,比較的新しい,ボニーのオリジナル曲集。
・インター・ミッションとして,アルテリーベの専属タレントも加わって,ドイツ版
ホーム・ソングや抽選会などなど…。
・終演後その余韻の歌と会話が,新橋駅前まで続いていた。 |
●Revue Fantasy in Asakusa-Ⅶ
・結成17年の“薔薇笑亭SKD”が,レビューの故郷・浅草(浅草ROX4F:コシダカ・
シアター)での公演,1月24日(木)19:00の部を観賞。
・新年度初回公演と言うことで,オープニングは,主宰者・西紀佐江子(旧SKD28期
生)の日舞soloに,伴奏は小鼓(今井尋也)だけの,いかにも新春らしい清楚で格調
ある導入で好感が持てた。
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・次つぎと繰り出されるレビュー・シー
ンは,日舞・洋舞・演歌・コミカル・
ヒップ・ホップと,いかにも浅草のム
ードを象徴する音楽シーンが続く。無
論,少人数(10名)ではあるが,お目
当てのライン・ダンスは健在。 |
・今回も唯一の男性コメディアン「プッチャリン」氏も,黒子役,裏方,本舞台を含
め大活躍。
・御本人からのP.R.で,1月25日テレビ東京でオン・エアされた「がんばれ・プアー
ズ」を観る。浅草では絶大な人気を誇る,彼の実像と人生観を垣間見る事に。あの
哀愁感あふれる,特異なキャラクターの原点を知る。
・構成・プロデュースの西紀佐江子,伊藤義久コンビに拍手。 |
●杉児,第48回 定期演奏会
・2013年1月12日(土)PM18:00,於:武蔵野市民文化会館大ホール
・毎年意欲的なステージングにチャレンジしている杉並児童合唱団の本年最初の定期
演奏会。
・「これまでも『杉児』は,レパートリー作品の委嘱・発表に務めて参りました。~
本日初演の“うらしま太郎の鬼たいじ(大谷美智浩/台本・作詞,小六禮次郎/作
曲)”は,久びさの新作ミュージカル(委嘱)です。~杉児にとってレパートリー
は大切な宝物であり,素晴らしい楽曲は,豊かな音楽性を育て,合唱団の大きな成
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長に繋がります…」(杉児・指揮/志水 隆氏)
・他の合唱団では,なかなか見られない様な,エネル
ギッシュなテンポとムード創りは,児童合唱団の領
域を凌駕する熱演ぶりであった。
・伴奏者の津嶋麻子氏は,創立以前から志水氏を補佐
し,運営にも携わって来られた指導者で,長い合唱
団の歴史を支えて来られた,このお二人に,心から
の敬意を表するものである。
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⇒2012年版
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