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童謡ってけっこうイイよネ
童謡(わらべうた)ってけっこうイイよネ

・12月18日(土)王子・北とぴあ・つつじホールで開催された「童謡(わらべうた)っ
 てけっこうイイよネ!」を観る機会を得た。童謡の他,アニメ・ソング,ナツメロ,
 その他イロイロで,曲のジャンルは幅広く,一見バラバラに見えながら,テーマは一
 本にまとまっていた所が素晴らしい。

・ホールのキャパシティーにもよるが,女性歌手9人,男性(バリトン)1人で,伴奏
 は,Vl. A.Sax. Perc. P.f. の4人。

・歌唱は全員クラシック出身とのことで,一部を除いてNoマイク。これが実にいい。

・企画・構成・演出の岡田豊氏のシリーズ・コンサート「日本の名歌」40回記念公演で
 出演者と岡田氏自身の進行役との呼吸もピッタリ。

・全員がオペラ,オペレッタの経験者の集団と言う事もあり,見せる・聴かせるのツボ
 が実に軽妙で,感動とコミカルな味が,バランス良く流れて行く。

・「聴かせる」が見事に「一緒に楽しむ」に変身し,各曲の本来の味を現状での新解釈
 表現に共感を得た。

・同種コンサートに一石を投じる好舞台であった。

ボニージャックスChristmas Dinner Show 2010
●ボニージャックス Christmas Dinner Show 2010


 「今年もかわらぬ贈り物。クリスマスは,ボニージャックスの美しいハーモニーとともに…。」のキャッチ・フレーズで,文字通り清潔で明るい歌声は,聴く人の心を和ませ,豊かにしてくれました。
 ゴスペル,叙情歌,戦前・戦後のナツメロ,定番のクリスマス・ソングでまとめ,中高年の多いオーディエンスは,安心して帰路についた様です。

(12/14(火)京王プラザホテル
       エミネンスホール)

日本体操学会第10回大会
日本体操学会 第10回大会

・12月11日(土)~12日(日)の両日にわたり,新装になった日本体育大学世田谷キャ
 ンパスで開催。

・本年度より,前任者・春山国広・筑波大学名誉教授から北海道教育大学教授・古川善
 夫氏に当学会会長職がバトンタッチ。

・それに伴う役員人事の移動で,構成メンバーだけでなく,研究視点と発表手段が時代
 の潮流を反映した大会であった。地方代表者やヴェテラン研究者の中に,多少の戸惑
 いも見られる。

・例年のように,素晴らしい研究発表と実技発表が,年少向きから高齢者向きまで,海
 外資料を含め,盛り沢山の内容で網羅されていた。

・注目を浴びたのは,今回の大会のキャッチ・フレーズにもなっていた「体操を踊る!?」
 と言う言葉遣いの問題で,その用語の定義について,体操競技者・新体操関係者・エ
 アロビック関係者・一般体操関係者などにより,文科省の用語選定のプロセスも含め,
 各ジャンルの多くの意見が1時間半にわたり討論された点に,時代の変遷を大きくク
 ローズ・アップ。

モーツァルト室内管弦楽団第51回定期演奏会
モーツァルト室内管弦楽団 第51回定期演奏会

 年2回の定演を継続している「モーツァルト室内管弦楽団」の第51回目の公演となる今回,概算でも25年以上継続されているアマチュア・オーケストラである。当然,モーツァルトおたくの集団であると推測される。
 
 今回は
  1.シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
  2.モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための
           協奏交響曲 変ホ長調 K.V.364
  3.モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.V.550

 12月5日(日)トッパンホール。このホールでの演奏会も,演奏者・観客と共に,徐じょに慣れてきた(以前は日本橋公会堂)様な雰囲気であった。

「こもりうたのように」コンサート
●「こもりうたのように」コンサート

 2010年12月3日(金)
 板橋区立文化会館小ホール

 清楚で上品な美しいコンサートを拝観する機会を得た。

 2004年に90歳で逝かれた文化勲章受章者の日本画家・佐藤太清氏の見事な花鳥画と,長女である詩人・佐藤雅子氏の12篇(1月~12月)の詩のコラボレーションである。

 歌い手として,稲村なおこ・川口京子・土屋朱帆,女性コーラスのエルフェ女声合唱団,ピアノ伴奏,大久保洋子・長谷川芙佐子,合唱指揮・演出が作曲家の伊藤幹翁氏。


ジャスラックの事業報告会
ジャスラックの事業報告会

 11月29日(月)13:30~ ジャスラック(一般社団法人 日本音楽著作権協会)の平成22年度上半期の事業報告会(けやきホール)に出席。

 ・徴収・分配実績,一般会計収支の概要
 ・主な活動等
 ・その他

 以上の各議案について審議。役員選挙(主に理事選任)について,複数の社員(正会員)から,異論が噴出。

NHK東京児童合唱団第39回定期演奏会
NHK東京児童合唱団 第39回定期演奏会

 11月27日(土),「いのりのあした」と題されたNHK東京児童合唱団の第39回定期演奏会を東京オペラシティコンサートホールにて拝聴。
 ジュニアクラス(小学2年~4年),シニアクラス(小学5年~中学2年),ユースシンガーズの総勢200名を超す団員の元気な歌声が会場に響いた。

 第Ⅰ部 N児が選ぶ日本の歌50選(第五集)─みんなのうたシリーズⅠ
     [2010年委嘱初演]
     ・遠い世界に
     ・みんなのうたメドレー わが想い出のメロディー'70~'80
       空がこんなに青いとは,ちいさい秋みつけた 他

 第Ⅱ部 日本民謡による四つの女声合唱曲[1965] 編曲:間宮芳生
     ・手まり歌,おてだま唄 他

 第Ⅲ部 児童合唱のためのコンポジション第12番
     「はるかなあしたから」[1985年委嘱作品] 作詞・作曲:間宮芳生

 第Ⅳ部 童声合唱とオーケストラのための「響紋」
     (ピアノ・リダクション版)[1984] 作曲:三善 晃

 第Ⅴ部 ─藤井むつ子さんに捧ぐ─   
     マリンバと童声合唱のための「かみさまへのてがみ」[1985]
                訳詩:谷川俊太郎/作曲:三善 晃

 第Ⅵ部 唱歌の四季[1979年委嘱作品]  編曲:三善 晃
     ・朧月夜,茶摘 他

    合唱指揮:加藤洋朗,金田典子,大谷研二

「2010日本体操祭」に参加して
「2010日本体操祭」に参加して

 好天に恵まれた11月27日(土)・28日(日)に,一般体操の祭典「2010日本体操祭」が国立代々木競技場第1体育館で開催され,28日(日)に,H.G.G.(春山体操グループ)の出場者として参加。
 二日間で,150もの団体が参加し,それぞれ趣向を凝らした演技を発表。ゲスト・チームとして,ドイツの「OSTALBHURGLER」とポルトガルの「Lisboa Ginasio Clube」が見事な招待演技を披露。
 出場者として参加した事で,改めて「体操」「音楽」「健康」の結びつきを考える事が出来た,充実した二日間であった。出演チームと各演技内容,選曲法に,時代の流れを痛感。

劇団未来劇場 第93回公演
劇団未来劇場 第93回公演

 11月22日(月),劇団未来劇場第93回公演「怪談色彩寸邪恋(いろもようちょっとジェラシー)」を新宿シアターモリエールにて観賞。
 山田雅彦,富山 忠,水咲まゆ花,七瀬 薫 他,未来劇場の芸達者な面めんが熱演。急死した熟年ジャズ・ピアニストの奇妙な遺言に誘われるかのように,奇妙な人びとが集まってくる……というストーリーに会場が沸いた。
 同劇団の看板女優・水森亜土氏は,今回の公演には出演されなかったが,終演後,久し振りにお逢いし,談笑させていただいた。

2010まちだ体操祭
2010まちだ体操祭

 11月20日(土),町田市立総合体育館にて「2010まちだ体操祭」が開かれた。同市在住のリズム運動研究家・伊藤啓子先生が主宰されている「町田市リズム運動サークル」を中心に近隣の団体が参加。「人のつながりを大切に,健康づくりを」をスローガンにしたバラエティ豊かな演技が発表された。
 年毎に,その内容が充実していることと,参加年令の多様さに,来年度の第30回記念大会が期待される。

中田喜直・歌の世界
中田喜直・歌の世界
・終戦後の争乱期の中から,珠玉の名曲を数多く発表し,美しい日本の言葉とメロディ
 ーを愛し,3000曲近い童謡・抒情歌・器楽曲を遺して没された天才作曲家・中田喜直
 氏(1923~2000年)の,~没後10年に寄せて~と題するコンサートが開催された。

 詩人・清水かつら氏(靴が鳴る,叱られて)を顕彰し,童謡を愛する和光市の市民文化センター・サンアゼリア 大ホールで開催され,中田氏ゆかりの方がた,童謡を大切にされている仲間や市の関係者が多数参集されていた。
 大和田りつこ・たいらいさお・岡崎裕美・稲村なおこ・渡辺かおりの元NHKうたのおねえさん・おにいさん達,アンサンブル・メイ(中田氏夫人・中田幸子氏指揮),エルフェ女声合唱団(伊藤幹翁氏指揮)の多彩な出演陣。
 公演後に,現童謡協会会長・湯山昭氏の回顧と総括で,当日の締めを飾っていた。
 中田氏の叙情感あふれる名旋律で,心の癒しと希望を,改めて痛感した一日であった。

第25回 全国童謡歌唱コンクール
第25回 全国童謡歌唱コンクール

・(社)日本童謡協会,日本公文教育研究会,テレビ朝日系列23社の主催の同上コンク
 ールが,11月3日(文化の日),五反田ゆうぽうと・大ホールで開催された。
・子ども部門(7組),大人部門(7組),ファミリー部門(7組)の全国7ブロック
 の優勝者達による,各組1・2・3位を競う,今年で25回目の節目となる大会で,名
 誉大会委員長が三笠宮寛仁親王,審査委員長を作曲家の湯山昭氏が務められた。
・今回の総合的評価は,例年にも益してレヴェルが高く,時代の流れを感じさせるパフ
 ォーマンスを体感する事が出来たと思う。
・名誉大会委員長の「お言葉」の中に,「~前略~胎教という言葉がありますが,良い
 音楽を聞いている胎児と,そうでない子供とでは,生誕してからの情緒が大きく違っ
 て来ます。~中略~「童謡」は,受胎してから育つ過程で,必ず情操教育の為に学ば
 ねばならない重要なものです。~後略~」とあり,感銘を受けた。
・テレビ朝日系列で,全国放送が挙行されるという事は,現代社会の大事なイヴェント
 の一つとして,大変有意義な番組となる事を期待している。

禿山の一夜ならぬ風雨の一夜
「禿山の一夜」ならぬ「風雨(かぜあめ)の一夜」

・季節はずれの強い風雨を伴った「台風14号」が,10月30日,伊豆半島沖に,その進路を向けていたその当日,伊豆南端の下田市に向かって,伊豆急電鉄の中に居た。
・今年の気象条件から見て,一般的には敬遠するのが普通であるが,年に一回の大切な体操関係の催事の準備を兼ねた旅であった為,総勢10数名のメンバーも,誰一人不安のかけらも感じさせない(表面的には)雰囲気に包まれた,ごく自然な道中であった。
・下田駅からは,マイクロ・バスで約20~25分の距離(但し,風雨中)にある山の中腹の温泉旅館が,当日の集会兼宿泊地である。
・地元では大変に有名なホテルとして知られているらしいが,初めて訪れた者は,その土地のバックグランド,設備,食事,サーヴィス諸もろが,和洋折衷の中にも,心を癒すには充分の御膳立てが出来ていた。
・よくある風景だが,有名なスポーツ選手や芸能人の方がたの記念写真や,お手本の様な「おかみ」が登場するなど,大変な投資がされている。
・聞けば,その昔,某観音様のお告げで開発が始まった……とか?お蔭で,肝心の本題の方が,いつの間にか窓の外に追いやられた感のある一夜であった。

                                松 山 祐 士

マインド・クリーニング
マインド・クリーニング

・東京国立博物館・平成館で開催されている──東大寺大仏建立をめぐる至宝を一堂に
 ──特別展を,去る10月24日(日),拝観する幸運に恵まれた。
・国宝9点,重要文化財7点を含む,1300年の歴史を刻んだ貴重な文化財郡の展示である。
・今回は,東京・上野での展示であるが,実は数年前に,奈良で同種のものを拝観して
 いる。
・奈良に在住していた,中学時代からの親友に誘われて,修学旅行以来,何回か宝物に
 接して来た。
・奈良遷都1300年を今年迎える前に,それら記念行事の実行の為のNPO法人まで立ち上げ
 て待っていたその友人(I君)は,その目前に旅立って行ったのである。
・生前,衣料関係のセールスマンとして,世界中を飛び回っていた彼が,「天平文化こそ,
 日本が世界に誇る文化の粋である」と力説していた姿を,思わず回顧せずにはいられな
 い気持ちで,改めて国宝・重文の意味深い意義を再確認したくなった次第である。
・人間の精神文化の深層は,世紀を超越して現在の我われに語りかけてくる文物の凄さ
 を語る術は無いが,その本質を,一断片でも理解する事で,日常の中に光明をより多
 く見つけたく思い,参観した一日であった。


三多摩童謡ファミリーコンサート
三多摩童謡ファミリー・コンサート No.24

 
・天気予報通り,小雨から本降りになり,肌寒い一日となった10月24日(日),京王線
 の多摩センター駅から,ほど近い「パルテノン多摩大ホール」で開催された。
・公益財団法人や地域の教育委員会等々,多くの地元団体の主催・後援・協賛のコンサ
 ートで,約1,400席の会場は,ほぼ満席の活況であった。
・主宰されているのは,永年の知己を頂いている,作家兼童謡歌手として活躍されてい
 る「たま・みゆき(髙山佳子)」氏。
・例年通り,小学生から90歳までの幅広い年代のソロやコーラスの発表で,今年のゲス
 ト出演者は,今年結成55周年を迎えた「デュークエイセス」の皆さん。
・今回のテーマは。「わらべうた」。大詩人・北原白秋が,童謡雑誌「赤い鳥」運動を
 始められた折に述べられた「童謡の原点を,日本のわらべ歌におく。──温かい母の
 ふところに抱かれてきく,わらべ歌こそ,日本人が忘れてはならない心である──」
 ……をモットーに,わらべ歌のヴァリエーションは元より,それにつながる多くの作
 曲家の名曲を,ファミリー・ショウに上手くまとめていた。

・デュークも,1,600曲以上の持ち曲
 の中から,当日のステージに見事に
 マッチしたレパートリーを披露して
 いた。彼らも,18年振りの出演とか
 で懐かしがっていた。昨年入れ替わ
 ったメンバーも,少しづつデューク
 ・サウンドに馴染んで来た様だ。
・小生も,トップ・テナーの谷口氏の
 存命中,谷さんにずい分お世話にな
 ったものである。

・髙山さん,来年もまたガンバレ!!!

ふたつの同窓会
二つの同窓会に参加


  時期を同じくして,高校と大学時代の同窓会が開催され,それぞれ記念イヴェント
 と銘打つパーティーに出席する好機に恵まれた。

Ⅰ.創立90周年記念祝賀会~三桜同窓生のつどい
・平成22年10月7日(木),金沢市の石川県立音楽堂とANAクラウンプラザ・ホテル
 金沢で,大正10年創立の旧制中学以来90周年という事で,県知事以下の県関係者のお
 歴れき,歴代校長,職員,学生諸君,OB諸兄で,会場満杯の盛況。懐かしい顔触れ
 もチラ・ホラの中で,厳粛なセレモニーが整然と履行された。
  中間部に,現役学生の活動報告があり,運動部,文化部の活躍状況報告が,型通り
 とり行われたが,驚いたのは,式典記念演奏と称し,はるか半世紀以上若い吹奏楽部
 の後輩達のレパートリーの一つとして,小生の旧作,「交響詩ガンダムより~眠りよ
 り~」があった事だ。
  以前に,「こんな曲やってみない?」と軽く渡したつもりの楽譜を,この様なシチ
 ュエーションの中で演奏して下さるとは,OBの一人として,一瞬,頭が真っ白にな
 る程に感動した。
・通常,プロフェッショナルの演奏家の表現には,一種の慣れの部分があったのだが,
 吹奏楽とは言え,ハープ,コントラバス,ティンパニ他,オーケストラにも引けを取
 らない清純な演奏に満足した。
  この曲のティンパニは,楽譜上は単純だが,それを表現するとなると,以前何回か
 録音した何人かの打楽器奏者と,いろいろと検討した思い出の残る,むつかしいフレ
 ーズだからである。
  改めて,母校と関係された多くの方がたに,感謝の念を申し上げたい。

Ⅱ.リズム祭!in 新宿SOMEDAY
・2010年10月10日(日・祝),日本大学リズム・ソサエティ・オーケストラの,現役と
 OBが競演する「リズム祭」が,新宿SOMEDAYで開催された。来年3月5日に迎える同
 オーケストラの「第50回記念リサイタル」に向けての前哨戦ともなるイヴェントで,
 当日は小生が学生時代から馴染みある懐かしい顔が,多数集まっていた。同オーケス
 トラは,ラテン・ミュージックを中心としたコンテンポラリー・オーケストラで,
 60年近くの歴史を持つユニークな学生バンドである。
・このクラブが第1回リサイタルを始めて以来。来年が50回と言うことで,最近その関
 係者と頻繁に連絡をとっているが,小生は残念ながら,第1回が始まる2年前に卒業
 しているので,どうしても客観的に感じている。しかし,職業上の事や,当時から編
 曲に深く携わっていた事で,人脈的には,年代を超えて広く交流させて頂いている。
  このクラブ創立メンバーの先輩方と共に,パワー溢れるエネルギッシュな演奏,懐
 かしい60年代のレパートリーに,しばし,心を癒された。

                                松 山 祐 士

ふたりのアニソン♯8
ふたりのアニソン♯8

・水木一郎,堀江美都子両氏による「ふたりのアニソン♯8」が,快晴の10月11日,新
 橋のヤクルトホールで,17:00から開催された。
・♯1,♯2以来,久方振りに仲間達と共に参観する機会を持つ事が出来た。
・アット・ホームな雰囲気の中でも,二人の熱唱が,オーディエンスのリアクションと
 一体になっているパワーは毎回の事ながら,素晴らしいものがあった。
・二人の吹込み数は,各1200曲を超えると言う厖大な作品数だが,小生も「原始少年リ
 ュウが行く」('75年),「キャンディ・キャンディ」('76年)で,共に編曲者とし
 て,二人の活躍のベースとなる曲に参加できた事を誇りにしている。
・当夜のプログラムは,出来るだけ幅広い年代層を想定した内容で,故渡辺岳夫氏とコ
 ンビを組んでいた頃の作品も随所に組み込まれていたので,懐かしい想い出がよぎっ
 て来て,感動しながら聴き入っていた。もう40数年前から,ズット,唄い続けている
 アニメ界の大スタアなのだから……。
                                松 山 祐 士

清水峰生ミニコンサート
●清水峰生ミニ・コンサート「MY HAWAIIAN COUNTRY」

 10月1日(金),なかの芸能小劇場に清水峰生ミニ・コンサート「MY HAWAIIAN COUNTRY」を覗きに行った。
 今回のショーは,ハワイアン・スタイルでなく,伴奏者も全員カントリー&ウエスタンのプレイヤーで,従って音楽の内容も,それに準じた形になっていた。
 ソロの清水峰生氏が間合いのちがうヴァージョンを上手く歌い上げていた。緊張したせいか,無理な発声もなく,ステージ・アクションも抑え気味で,非常にアットホームなコンサートだった。これからも元気で,永く活躍してほしい。
 伴奏の野口武義&“チェロキーズ”のリーダー,野口武義さんとフラのゲスト,太田真由美さんに深く感謝します。

ハワイアンナイト銀座博品館
●第33回 童謡祭

 2010年9月18日(土),板橋区立文化会館大ホールで,(社)日本童謡協会の主催による,第33回童謡祭(新作展)が開催され,全50曲の新作と共に,板橋区に関連のある清水かつら,弘田龍太郎の名作(雀の学校,靴が鳴る,叱られて等)が,「板橋のうたごえ」として歌われていた。

 旧作としては,他に「みどりのそよ風」「めだかの学校」「こゆび」「ぷうした たねは」「ちいさい秋みつけた」他が,西山琴恵,土屋朱帆,田中久美子,山岡ゆうこ,石鍋多加史,塩野雅子,川口京子,高橋寛,稲村なおこ,たいらいさお,渡辺かおり,岡崎裕美,大和田りつこ(出演順)の諸氏と「みその幼稚園」「蓮根どりーむ合唱団」の皆さんの演奏で,大勢の観客で大へんな盛会になっていた。

 小生も「夢いっぱい」(作詩 熊谷本郷,作曲 松山祐士,歌唱 稲村なおこ,ピアノ伴奏 大久保洋子)を発表させて頂いた。

 協会会長の湯山昭氏が,挨拶の中で。「本日,生まれたての新しい曲が,一曲でも,大きな曲に成長して頂きたい。その為には,時間をかけて出来るだけ多く,いろいろな場面での発表の機会をもてるよう期待する」旨の感想と激励の辞を述べられたが,この時代に於ける正論を述べられていた。

スターバトマーテルとアヴェマリアコンサート
●スターバトマーテルとアヴェマリア コンサート

 2010年9月15日(水),日中の猛暑が少し和らいだ夕刻のひと時,久し振りに,ヨーロッパの石造りの教会での響きを彷彿させる美しい響きに,日常生活とは別世界の境地を堪能することが出来た。 

 場所は学習院,椿山荘等に隣接する文教地区にある東京カテドラル聖マリア大聖堂(丹下健三氏設計)。

 高い天上から反響するサウンドは,全曲パイプオルガン伴奏での,この日のレパートリーにぴったりであった。

 出演は,角 英吏子,梅地昭子,石井史子,樋口達哉(テノール),谷 友博(バリトン)他,加藤都紀子氏の門下生。

曲目は,アヴェマリア特集とスターバトマーテル(G. ロッシーニ作曲)。

異文化を知る
●異文化を知る

 猛暑の8月9日(金)12:00,新宿・京王プラザ(42F)で,「異文化を知る」と題して,スペイン舞踊家の「岡田昌己」女史のレクチャー・パーティが開催された。プランナーは,先頃御夫君に旅立たれて間もない,実践女子大学名誉教授「春山文子」女史。
 このレクチャーには~岡田昌己スペインを語る~のサブ・タイトルが付いて居り,フラメンコを含むスペイン舞踊全般のみならず,歴史,地勢学,民族学,食文化 etc. 多岐にわたるスペイン文化の紹介と,音楽的内容をも含めたダンス等の解説を,食事時間 を含めて,わずか3時間で,手際よく,ユーモアにあふれた,かなり濃厚な内容の興味あふれるカリキュラムで構成されていた。
 岡田氏は,文部科学省留学生(初のスペイン舞踊合格者)として,約20年スペインを拠点に活躍,'81年から活動の本拠を日本に移動,その間,文化庁芸術祭賞,現代舞踊協会賞,スペイン国王ファン・カルロスⅠ世より「イザベル女王十字勲章」等々を受賞されている。現代フラメンコ界の第一人者。 (http://www.estudio-madrid.com)

角笛シルエット劇場(劇団角笛第47回公演)
●角笛シルエット劇場(劇団角笛第47回公演)

 恒例となった有楽町朝日ホール(マリオン11F)での角笛シルエット劇場,劇団角笛第47回公演(7/18~21)。今年は,公演日数8,000日並びにマリオン公演21周年となるアニヴァーサル・イヤー。

 猛暑の中,会場には多くの家族連れがつめかけ,大盛況。小生が,40数年音楽を担当している「つのぶえのうた」のコーナーのゲストは,童謡歌手のたいらいさお氏,稲村なおこ氏。二人の歌に合わせて,子供たちの元気な歌声が会場にこだました。この後,角笛シルエット劇場は,名古屋を皮切りに全国を回る予定。さらなる熱演を期待したい。

 △たいら,稲村氏を含む出演者・劇団スタッフとの記念スナップ  

ガンダム静岡に立つ
ガンダム,静岡に立つ!

 昨年7,8月,このコラムでもとり上げた東京・お台場で展示された「RG(リアル・グレード)1/1ガンダム」は,1ヶ月半で415万人のファンを集めた。そのガンダムが7月24日からJR東静岡駅前に登場!
 静岡はガンダムのプラモデル,通称「ガンプラ」を製作している「バンダイ」の生産工場がある“ゆかりの地”。今年は,ガンプラ30周年のメモリアル・イヤーとして,市をあげてのイヴェント「模型の世界首都・静岡ホビーフェア」の目玉企画の“静岡ガンダム”が公開。
 今回のガンダムは,肩に装備しているビームサーベルを右手で抜いていて,そのサーベルは光を反射し,映像のスクリーンとしても使えるとの事。展示時には,肩や背中からミストが噴霧され,肩や腰にライトが点灯,ビームサーベルに映像が投射され,光が揺らめく。この演出は,アニメ「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督によるもの。
 このプロジェクトは,2011年1月10日までの予定だが,ガンダムの立像自体は,1月以降も展示される予定。富士山を背景にそびえ立つガンダムの勇姿は別格!!。

写真:朝日新聞より)

パリ祭によせて大庭照子・江草啓介ジョイントコンサート
●パリ祭によせて 大庭照子・江草啓介ジョイントコンサート

 日中の暑さが少し和らぎ,風が肌に心地よく感じられた7月21日の夜,横浜の「かなっくホール」での「パリ祭によせて 大庭照子・江草啓介ジョイントコンサート」は出色。「パリ祭によせて~」とあるように,プログラムは「セ・シ・ボン」「ラ・メール」「バラ色の人生」等のおなじみのシャンソンのスタンダード。普段童謡普及に尽力されて,自らも新人タレントを育成している,シャンソン歌手でもある大庭照子氏とジャズ・ピアニストとして全国ツアーでも活躍されている江草啓介氏とのジョイント。以前から,このコンビによるミニ・コンサートは,数回のぞかせて頂いている。

 当夜のバック・ミュージシャンとして,近藤和紀氏(ドラム),成重幸紀氏(ベース)それにヴァイオリニストの中川貴美子氏が華を添えた。真夏の夜に,フランスの香りを感じさせてくれる素敵な一夜となる。
(ピアノの江草氏は,76年に小生が発表したアニメ主題歌「キャンディ・キャンディ」のイントロのチェンバロの演奏者でもある)

あんみ通的津軽三味線
●あんみ通的津軽三味線

 7月21日(水),安仲由佳氏と金田一公美氏による女性津軽三味線ユニット“あんみ通”のライヴは,隅田川を望むアサヒ・アートスクエアでの「あんみ通的津軽三味線」。

 あんみ通は過去,ゲスト・プレイヤーとして,チェロ,パーカッション,ボタン。アコーディオン等のプレイヤーを迎えてコンサートを続けているが,今回はウッド・ベースの船戸博史氏が入り,邦楽のイメージを覆すアグレッシヴなライヴを展開。「あんじょん」「アソビキ」等のおなじみの曲が,いつもと異なる新鮮さを漂わせる。

 アンコールに,プレスリーでおなじみの「ラヴ・ミー・テンダー」を演奏。珍しく,ブルージーなフィーリングで三味線,ベース,ヴォーカルのコラボレート。あんみ通の新たな一面を発見した,とても熱いライヴ。

女性コーラス「麦」コンサート
●女性コーラス「麦」コンサートVol.5

 思いがけず,以前から懇意にして頂いている作曲家の佐藤亘弘氏から,うれしいニュースが届いた。女性コーラスのグループ「麦」のコンサート(7/17,船橋市民文化ホー
ル)で,小生が以前ドレミ楽譜出版社の委嘱で編曲したシャンソンのスタンダードを演奏してくださるとの事。「珠玉のシャンソンより(松山祐士 編曲)のコーナーで「すみれの花咲く頃」「パリの空の下」「シェルブールの雨傘」「枯葉」「愛の讃歌」の5曲が歌われた。

 女性コーラス「麦」は,結成28年を迎え,指揮・末吉利行氏,ピアノ・野村麻里氏の指導の元,船橋市を中心に活動を展開。当日は他に,合唱組曲「空の名前(信長貴富
作曲)」「7つの子ども歌より(信長貴富 作曲)」,そしてフォーレの「REQUIEM」を演奏。アンコールでは「すみれの花咲く頃」を観客と共に合唱。なごやかな雰囲気で幕を閉じた。
(当日歌われた,小生編曲のシャンソンが掲載された曲集「珠玉のシャンソン・コーラス」は,ドレミ楽譜出版社より好評発売中)

杉谷昭子室内楽シリーズ
●杉谷昭子 室内楽シリーズ〈Nr.5〉

 全4回までは,上野の「奏楽堂」で継続されていた,おなじみ杉谷昭子のベートヴェン・シリーズの室内楽,今回は調布で開催された。会場は桐朋学園のキャンパスに隣接しているため,同校の関係者が多数姿を見せていた。

◆L.v.ベートーヴェン◆
ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2
チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
ピアノ・トリオ 第5番 ニ長調 Op.71-1『幽霊』

 ヴァイオリン:マイケル・ダウス(英)アンサンブル金沢名誉コンサート・マスター
 チェロ:ルドヴィート・カンタ(スロヴァキア)N響,アンサンブル金沢のソリスト

 珍しい顔ぶれと曲目の他に,今回注目されたのは,使用されたピアノが,イタリア製「ファツィオリ(FAZIOLI)」。ピアノの響版を,ストラディヴァリウスが製作された名木を使用し,デザイン,内部機構も独特の改良が加えられた新しい名器の登場であった。今後のピアノ・コンサートに関し,一石を投じる響きを醸し出していた様に感じた一夜であった。
                6月24日(木)仙川アヴェニュー・ホールにて
                                 松 山 祐 士

神谷グループを聞こう会
●神谷グループを聞こう会

 数ある日本のポップス・ミュージックの中で,重要な位置を占めている進駐軍キャンプのステージ。今でも第1線で活躍されている歌手やミュージシャンも,その流れを引く先輩方がげんきに活躍されている方がたの演奏は,永い年輪の積み重ねで,奥の深い味わいを感じさせてくれる貴重なものである。

 ジャズ・ギターの名手,神谷正行氏もその一人で,プロフェショナルとしてステージに立って以来,半世紀を今年迎えたそうである。小生も,スタジオ録音や,ステージ・ショウ等で,長くお世話になった方でもある。
 その神谷氏の10年計画で始まったコンサート「神谷グループを聞こう会」が2010年6月20日(日),中野ハーモニー・ホールで開催された。
 年1回の発表が,今年は第6回とのことで,その御努力に敬服する。小生もここ数年,毎回顔を出しており,出演者や観客として出席されているアーティストの方がたと懇談出来るのが楽しみになって来ている。毎回の事ではあるが,出席されている多くの関係者の近況を知る上でも,絶好のタイミングでもあるからだ。

 コンサートは第1部は「ミュージカル&スクリーン」,第2部は曲のタイトルに「ギター」の文字の入っているナンバーで構成されていた。「ギター・ブギ」「ギター・セレナーデ」等など,10曲程。ずい分名曲があるものだと感心した。
 神谷氏の独特の演奏スタイルを保持しながら,多彩なジャンルのテクニックとリズム表現をする為のトレーニングを毎日欠かさないとの電話も頂戴して感謝している。

                                松 山 祐 士

ベートヴェンの作品鑑賞会
●ベートヴェンの作品鑑賞会 6月19日(土)

 ベートヴェン・サークルによる,第10回レクチュアー・コンサートが中野で開催された。
 
当日はピアノの生演奏とCD,VTRなどを活用し,ベートヴェンの作品から
 1.ピアノ曲    幻想曲     Op.77
 2.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90
 3.弦楽四重奏曲  第11番 ヘ短調 Op.95 「セリオーソ」
 4.合唱幻想曲       ハ短調 Op.80
 5.劇音楽 エグモント序曲     Op.84

 通常の参考資料では,中なか知り得ないエピソードが,ベートヴェン・サークルの河野浩一郎氏のレクチュアーで,和やかに進行されていた。

2010年度定時社員総会について
●2010年度定時社員総会について

 本年4月1日より,JASRAC が一般社団法人に移行した。それに伴う初の定時社員総会が,6月18日京王プラザホテルで開催された。
 従来,正会員による「通常総会」という名称が,一般社団・財団法人法にもとずき「定時社員総会」と改称されたが,正会員をもって法律上の社員とする事は,これまでと同様であるとの事。
 移行に伴う諸手続きの内,人事に関する件については,これまでも臨時総会その他で説明があり,粛しゅくと進行していた。
 会長職として,6年余の間,その任に就かれていた船村徹氏が,離任の挨拶の中で,諸もろの回顧論を述べられていたが,その中で,我われ作家と言われる人種は,本来は芸術論議を厚く交わす事が,JASRAC本来の姿として有りたい希望を述べられた事が,極めて印象に残る言葉であった。
 時代の趨勢とは言え,複雑な要素を皆で考える現代社会の風潮を,船村先生独特の,わかりやすい比喩の言葉にされていた点,流石と思わざるを得ないスピーチではあった。

ハワイアンナイト銀座博品館
●ハワイアンナイト 銀座博品館 in ムーンライト・クルージン ホノルル~東京'10

 あじさいの花が美しく映える季節となった6月15日(火),恒例となった「ハワイアンナイト 銀座博品館 in ムーンライト・クルージン ホノルル~東京'10」が開催された。案内役は構成・演出の浅井愼平氏。
 午後6時30分,開演を告げる船の汽笛が会場に響き,約2時間半のクルージングがスタート。
1部
 1.タハウア・ラ
 2.アレコキ(恋の独木船(まるきぶね))
 3.アロハ・イア・オ・ワイアナエ
 4.ハワイアン・メドレー
           ─── ナレオ・ハワイアンズ
 5.モクキアカヒ
 6.ナーシサス・クィーン───近衛里帆(唄)
 7.ラ・クンパルシータ
 8.想い出
 9.哀愁の街に霧が降る
        ─── 浅井愼平(CDコーナー)
 10.My Favorite Things
 11.Morning Dew ─THE BLUE COCONUTS
2部
 12.引き潮 ──石山哲也(スチール・ソロ)
 13.ヒロ・マーチ ─白石 信(ウクレレ・ソロ)
 14.ナニ・ワイメア
 15.海辺のメドレー─ ナレオ・ハワイアンズ
 16.浅井愼平のリクエスト・コーナー
 17.サンズ・オブ・ワイキキ─ 関口光明(唄)
 18.ヘレ・オン・トゥ・カウアイ 石山哲也(唄)
 19.アロハ・スマイル ── 近衛里帆(唄)
 20.風吹く海に ─────浅井愼平(唄)
 21.銀座カンカン娘
 22.アロハ・オエ─────全員

 浅井愼平氏とナレオの白石 信氏との軽妙なトークが会場を沸かせた。終盤は恒例となった「銀座カンカン娘」を演奏,客席からも歌声が聴こえた。最後は「アロハ・オエ」のメロディに送られて会場を後にした。今年の2月に50周年リサイタルを成功させたハワイアンの清水峰生氏も元気な姿を見せていた。

ボニージャックスBack to the Origin
ボニージャックス Back to the Origin Vol.5

 関東地方も梅雨入りし,小雨の降る6月14日(月),六本木のライヴ・レストラン“スイートベイジルSTB139”で,ボニージャックスのライヴ「Back to the Origin Vol.5」を楽しんだ。
 “Back to the Origin”と銘打ったこのライヴは,ボニージャックスが結成された(1958年)当時,米軍キャンプのステージ等で歌っていたジャズのスタンダードや黒人霊歌を取り上げたもので,今年で5回目となる。
 当日は,ジャズ・コンボの軽快な伴奏に乗って,「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」「ドライ・ボーンズ」やフォー・フレッシュメンでお馴染みの「デイ・バイ・デイ」など,普段のボニーのステージでは聴けないナンバーが演奏された。
 アンコールでは,それまでのナンバーとガラリと変わり,NHKラジオ第1の人気番組「ラジオ深夜便」の4~6月の“深夜便のうた”として放送中の「そして葉桜のとき」(作詞:山本恵三子,作曲:西脇久夫)を披露。

歌でひらこうこどもの未来眞理ヨシコ
●歌でひらこう こどもの未来 ~眞理ヨシコと合唱のひととき~

 6月13日(日)「歌でひらこう こどもの未来 ~眞理ヨシコと合唱のひととき~」が相模原南市民ホールで開催された。

第1部 眞理ヨシコとともに 歌い継がれる       子どものゆめ
   1.あめふりくまのこ
   2.サッちゃん
   3.おもちゃのチャチャチャ
   4.十五夜お月さん
   5.城ヶ島の雨
   6.紙ひこうき
   7.かあさんのお話の中のわたし
   8.BELIEVE(ビリーヴ)
第2部 「ボスニア・ヘルツェゴビナへの想い
     を語る」子どもたちの涙はみたくない
 ・「地雷のあしあと」への想い
  (お話と朗読)
     詩人・童話作家:こやま峰子,
     作曲家:中村守孝,朗読:山本和子
 ・合唱組曲「地雷のあしあと」
   ボスニア・ヘルツェゴビナのこどもたちの叫び
   (詩:こやま峰子,曲:中村守孝)
     うた:眞理ヨシコ(ピアノ:中村守孝)
     合唱:コール・プルメリア/コーロ・
     オルテンシア(指揮:小林祥子,
     ピアノ:後藤美穂)
     合唱:すずかけ児童合唱団(ピアノ:
     中村守孝)

 このチャリティー・コンサートは,「子どもたちに平和をとどける会」の主催で「戦(いくさ)のない世界を祈ります」というメッセージに基づき,眞理ヨシコ氏の歌声,山本和子氏の朗読,子どもと大人の合唱団,そして作詩,作曲の先生方が一つになって,平和を祈るハーモニーが奏でられた。

モーツァルト室内管弦楽団
●モーツァルト室内管弦楽団 第50回記念定期演奏会

 久しぶりにモーツァルトのレクイエムを聴こうと,6月13日(日),初めての勝どき橋の第一生命ホールにて,モーツァルト室内管弦楽団の第50回記念定期演奏会を観賞。 モーツァルト室内管弦楽団は,アマチュア・オーケストラのプレーヤーでモーツァルトを愛好するメンバー20人ほどが集まって,1972年に設立され,年2回の定期演奏会の他,特別演奏会,室内楽演奏会等の活動を行なっており,今回,記念すべき50回目の定期演奏会を迎えた。

〈当日のプログラムより〉
シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 
         「未完成」D.750
 第1楽章:アレグロ・モデラート
 第2楽章:アンダンテ・コン・モート
W.A. モーツァルト:レクイエム ニ短調 
             K.V. 626
 第1曲 Introitus(入祭唱)〈主よ,永遠
        の安息を死者に与えたまえ〉
 第2曲 Kyrie〈主よ,憐れみたまえ〉
 第3曲 Sequenz(続唱)(1)「怒りの日」
      ~(6)「涙の日」
 第4曲 Offertorium(奉納唱)(1)「主イエ
      ス・キリストよ」,(2)「賛美の生け
      贄」
 第5曲 Sanctus(感謝の讃歌)〈万軍の
      神なる主は聖なるかな。
      主の栄光は天地を満たし〉
 第6曲 Benedictus〈誉むべきかな,主
      の御名により来る者は〉
 第7曲 Agnus Dei(平和の讃歌)〈神の
      子羊,世の罪を除きたまう主よ〉
 第8曲 Communio(拝領唱)〈主よ,永
      久の光で彼らを照らしたまえ,
      とこしえに主の聖人らとともに〉
   ※テキストは,歌い出しのみ抄訳:上野正英氏

 レクイエムは,山田英津子(ソプラノ),岩森美里(メゾ・ソプラノ),山本義人(テノール),浅井隆仁(バリトン)をソリストに,また合唱には,NAOコーラスグループ(合唱指揮:近藤直子)を迎え,横島勝人氏の指揮により,荘厳な雰囲気が感じられる,記念演奏会に相応しい熱演であった。

日本童謡協会総会
●日本童謡協会の通常総会

 6月7日(月)14:00~社団法人日本童謡協会の平成22年度・第1回通常総会に出席。

 湯山昭会長の挨拶に続き,
  ・平成21年度事業報告及び収支決算報告について
  ・法人制度改革,「一般社団法人」への認可申請について
  ・議事録署名人の選任
  ・その他

 以上の各議案について審議が行なわれた。

 会長の湯山昭氏の作品(ピアノ曲,弦楽曲,歌曲等)が,オーストリアのウィーンで発表されることとなり,この総会に引き続き,その準備のために出発された。

三協新社 創立40周年記念パーティー
●三協新社 創立40周年記念パーティー「作曲家・渡辺岳夫の世界」

 初夏の陽射しが傾き,ビルの間に吹く風が心地よい6月6日の夕刻,作曲家・渡辺岳夫氏が,わずか56歳で逝去(平成元年6月2日)されて以来,早くも21年目を迎えたこの日,氏が創立された株式会社三協新社の40周年記念パーティーが開催された。三協新社は,大阪万博が開かれた1970年に創立。昨年,作曲家・渡辺岳夫氏の御長男・浩光氏が代表取締役に就任された。

 パーティーは,渡辺浩光氏の創立40周及び社長就任の挨拶でスタート。会場の数ヶ所に設けられたスクリーンには,渡辺岳夫氏の生前の貴重なインタビュー映像や,私も音楽制作に参加した岳夫氏の代表作『機動戦士ガンダム』等の映像が映し出されていた。

 スペシャル・ゲストのライヴでは,懐かしい大杉久美子氏の思い出の秘話。伊集加代子氏が『アルプスの少女ハイジ』より「おしえて」を,前川陽子氏が『キューティーハニー』より「キューティーハニー」「夜霧のハニー」,『魔女っ子メグちゃん』より主題歌を熱唱し,喝采を浴びた。伊集氏とは本当に久しぶりにお会いし,楽しく談笑させて頂いた。

 この記念年に合わせ,CD音楽全集『作曲家・渡辺岳夫の世界』~「アニメ・特撮編」と「ドラマ編」(アニメ・特撮編には特典としてオープニング映像のDVDを同梱)が,キングレコードより発売。また,貴重な証言録書籍『作曲家・渡辺岳夫の肖像』がブルース・インターアクションズより6月中旬に発売予定。CDの監修をされた濱田高志氏より完成までのエピソードが語られた。CDには,私がアレンジした楽曲が多数収録されており,書籍の第六章「渡辺岳夫サウンド,その創作現場と魅力の秘密」には,今年の2月に取材していただいた私のインタビューが掲載されているので,是非,御一聴,御一読をお薦したい。

東京マンドリン・アンサンブル
●東京マンドリン・アンサンブル コンサート2010

 6月6日(日),「東京マンドリン・アンサンブル コンサート2010」を観賞。初夏の陽射しの中,開場前から,日本青年館大ホールに長蛇の列が出来るほどの盛況ぶり。
 コンサート・マスターの竹内郁子氏がプログラムに書かれていたが,今年はショパン生誕200年にあたるので第一部ではショパンのおなじみの曲が演奏された。

第一部
 喜歌劇「こうもり」序曲(J.シュトラウスⅡ)
 ノクターン No.9-2(ショパン)
 別れの曲(ショパン)
 「アルルの女」より(ビゼー)
第二部 ~…と,言えば?~
 “シャンソン”と,言えば? 雪が降る~オー・シャンゼリゼ~ろくでなし
 “タンゴ”と,言えば? ラ・クンパルシータ~真珠採りのタンゴ~リベルタンゴ 
 “マイケル・ジャクソン”と,言えば? We are the World~Bad~Thriller
 “フィギュアスケート”と,言えば? 仮面舞踏会~道~誰も寝てはならぬ~007のテーマ
 “演歌”と,言えば? 天城越え~北の宿から~まつり
 “カンツォーネ”と,言えば? フニクリ・フニクラ~朝の歌~カタリ・カタリ~アルベデルチ・ローマ

 第二部では,「…と,言えば?」という,お題にもとづき,ジャンル別の名曲をメドレーで演奏。編曲・指揮のたかしま あきひこ氏の鍵盤ハーモニカのソロも飛び出し,リラックスした楽しい雰囲気で進行。

 来年の6月5日の「コンサート2011」に期待がふくらむ,盛りだくさんの内容。
 終演後,たかしま,竹内両氏と,当日のステージの成功のカギを,多方面からの切り口で,親しく意見交換が出来たのは,二重の喜びであった。。

城野清子先生お別れ会城野賢一先生を励ます会
●城野清子先生お別れ会,城野賢一先生を励ます会

 約半世紀にわたり,幼児ダンスの第一人者として研究,創作,そして全国の幼稚園,保育園での指導に多大な功績を残された城野賢一,清子先生ご夫妻。その清子先生が長い闘病生活を送られ,賢一先生の必死な介護も空しく去る2月17日に他界された(享年89歳)。清子先生の百箇日にあたる5月27日(木)に都市センターホテルにて「城野清子先生お別れ会,城野賢一先生を励ます会」がとり行われた。

 私は,東芝EMI(現・EMIミュージック・ジャパン)で城野賢一,清子先生が監修された「こどものミュージカル・シリーズ」や「おゆうぎ会,運動会のダンス教材シリーズ」等の録音で40年近く作・編曲を担当。そんな御縁もあり,城野清子先生お別れ会では,僭越ながら弔辞を述べさせて頂いた。

 △城野賢一先生,大和田りつこ氏と御挨拶

 城野賢一先生を励ます会では,城野先生の作品作りに長年ご尽力された「城野組」の歌手,作曲家,ディレクター,エンジニアの方がた,一人ひとりが賢一先生に励ましの言葉をかけられた。会の始めの頃は,少し淋しそうなお顔の賢一先生でいらしたが,旧知の皆さんの暖かさに包まれ,最後には,とてもお元気そうな笑顔になり,私を含め,皆さん安心し,思わず微笑みがこぼれる,そんな心温まる一夜だった。
 △サザエさんの波平役,ガンダムのナレーターでもある
   永井一郎氏と
△参加された方に元気をいただき退出される城野先生

ハワイアン・ルネッサンス
清水峰生リサイタルDVD
「ハワイアン・ルネッサンス 清水峰生リサイタル」DVD

 今年の2月18日(木)に新橋ヤクルトホールで開催された「ハワイアン・ルネッサンス 清水峰生リサイタル」のDVDが完成。関係者のみに配布された非売品なのが残念なほどの素晴らしい内容。
 3台のカメラを駆使して収録された映像は,当日の凝った照明までリアルに再現されており,清水峰生氏の甘い歌声を聴きながら観ていると,あの日のステージの熱気がよみがえって来る。音楽監督を務めさせていただいた私の姿も終盤にチラッと収められている。

 ハワイアン音楽生活50周年のこの大きなコンサートを終えた清水氏,今後は,すべての“虫干し”をして,好きな音楽をこじんまりとやりたいと言っているが,このDVDの熱演を観ていると,氏の更なる活躍を期待せずにはいられない。


80歳,原点回帰のラヴェル金澤希伊子
80歳,原点回帰のラヴェル
 
金澤希伊子,2年越しピアノ・ソロ全集


 金澤希伊子(けいこ)氏が,ラヴェルのピアノ・ソロ作品全曲録音のCDを完成させ,この程(株)ハーモニー(代表:佐藤方紀氏,電話03・3357・3306)から発売された。
「ピアニストの金澤希伊子が,2年かけて録音したラヴェルのピアノ・ソロ全集が出た。現在80歳。慣れ親しんだ名曲にも,感性を磨きなおして向き合った。『明るさ,幸福感,すべてが人生そのもの。ここからまた新しい一歩を踏み出せる』と語る。フランス音楽のエキスパートだ。東京音楽学校(現東京芸大)大学院在籍中の1953年にパリ留学,名匠ラザール・レビに師事した。」─中 略─
「10歳で『ボレロ』のとりこになって以来,ずっと人生に寄り添って来た作曲家だ。大輪の花が咲くような趣がありながら,ちょっぴりシャイで横を向いている─そんな風情に,人の心の真実や機微を感じた。2001年から,ラヴェルの直弟子だったペルルミュテールに指導を受けるため渡仏し,薫陶を受けた。」─後 略─
  (4月7日/朝日新聞夕刊より)
 「朝日」の他,「毎日」「レコード芸術」「CHOPIN」その他の諸誌より,讃辞を浴している。CD2枚組みで\5,000。(HCC-2050~1)

ビーダーマイ
ヤー時代の音楽
●ビーダーマイヤー時代の音楽

 新東京室内オーケストラ第25回定期公演(ウィーン古典派の系譜XXV)が,冷たい雨の煙る四谷の紀尾井ホールで開催され,好運にも拝聴する機会を得た。(指揮:前田二生)
 ビーダーマイヤーとは,直訳では「愚直な人」と言うことらしいが,ヨーロッパ文化史の中では,1815年から約30年の間の,政治的に国家の抑圧が強かった時代で,工芸,服飾,絵画などと共に,音楽の上でも特徴的な時期であったと,当日の音楽監修をされた,ウィーン楽友会資料館長のオットー・ビーバ博士が,プログラム上で解説されている。
 シューベルト(序曲,交響曲第5番)
 パガニーニ(ヴァイオリン協奏曲第2番〈ラ・カンパネッラ〉)Vl. 藤原浜雄
 J.シュトラウスⅠ世(ワルツ op.11
〈パガニーニ風〉)
 ベートーヴェン(アテネの廃墟より)

 過去何回か鑑賞した同オーケストラではあるが,珍しい曲目を選曲されていた点,好感が持たれた。
 
 6月14日は前田二生氏の指揮,スロヴァキア国立ジリナ室内オーケストラで本公演と同じプログラムを,ウィーン楽友協会ホールで開催予定とか。
 NHK TV での「N響アワー」の解説をされている作曲家・西村朗氏が,にこやかに談笑しているのが注目された。

劇団「角笛
」第47回公演

●劇団「角笛」第47回公演

 5月15日(土)伊勢崎での公演で,本年度の「角笛」(第47回)公演がスタートした。
 「ごんぎつね」「つのぶえのうた」「おばけリンゴ」の三本立てで,北九州を皮切りに全国各地で公開される。
 今年のステージは,女性スタッフが大幅に交代。フレッシュな演技が期待される。
 リハーサルを数日間拝見したが,従来から在籍しているメンバーとのコンビネーションも,日毎にスムーズに進化する様子に感動を覚えた。
 今季も,7月18日(日)~21日(水)有楽町朝日ホール(マリオン11F)で,童謡歌手のたいらいさお・稲村なおこの両氏をゲストに迎え,うたと司会を担当。
(www.tsunobue.co.jp)

JASRACの説明会

JASRACの説明会

 本年4月1日を以って一般社団法人へ移行したJASRACが,5月12日(水)15:30分より,代々木上原のけやきホールで開催した「会長及び役員(理事・監事)の選任に関する説明会」に出席。
 理事長の挨拶に続き

 ・一般社団法人への移行に伴う主な変更点
 ・会長及び役員(理事・監事)の選任スケジュールについて
 ・会長選挙(2010年)について
 ・役員選挙(2010年)について
 ・その他(質疑応答)

 組織が大きく変更される途上で,その骨格部分は,ここ数年にわたり議論されて来た。
 各項目の実務的説明が,小冊子に伴い,現・理事他職員の方がたによって行われた。
 従来,正会員と称された約1400余名が,社員と改称され,それぞれの責任が一段と付加される方向性に,今後に大きな期待を託したい。

杉谷昭子ドイツ音楽10年の旅路第1回
●平成22年5月5日(水)第15回こどものコーラス展

 好天が続いた今年のGWの最終日,5月5日(水)に東京・なかのZEROホールで,第15回こどものコーラス展(主催:社団法人日本童謡協会,共催:なかのZERO指定管理者,後援:中野区教育委員会)が開催され,全25曲の新作が発表されました。
 私も参加者の一人として,新曲「この手の中に」(熊谷本郷 作詩/松山祐士 作曲/台東区上野の森ジュニア合唱団 歌/川上彌榮子 指揮/杉山直子 ピアノ)を発表しました。

 作詩の熊谷本郷(くまがい・ほんごう)氏は,広島県福山市在住の童謡詩人で,童話作家としても活躍されており,著書に「善吉じいさんのふしぎな手」(銀の鈴社)等があります。
 私が熊谷氏とコンビを組むのは,平成19年の第30回童謡祭・新作展の応募作品「ありがとうのことば」以来2回目ですが,どちらの詩も大自然や人間への愛情や感謝の心が,優しい言葉で綴られた素晴らしい内容になっています。今回の「この手の中に」の楽譜は「第15回こどものコーラス展 2010年版」にも掲載されています。
 閉会の辞で,社団法人日本童謡協会会長の湯山昭氏が「今年で15回目となる,こどものコーラス展ですが,今日は,始まって以来,最多のお客様が来て下さり,とても感動しております。」と仰っていましたが,まさに満員のお客様から,各作品と演奏に対し,暖かい拍手が送られ,とても盛況な催しでした。

杉谷昭子ドイツ音楽10年の旅路第1回
杉谷昭子~ドイツ音楽10年の旅路~第1回(全国ツアー)

 日本を代表するピアニストの一人であると共に,国際的にも高く評価されている杉谷昭子氏が,ライフ・ワークにしていたベートーヴェンのピアノ曲(幼少期の作品を含め)全曲を,コンサート形式で演奏していたシリーズが無事終了したのを期に,本年(2010年)より新たに「ドイツ音楽10年の旅路」シリーズを開始した。4月24日(土)は,その第1回目コンサートが,浜離宮朝日ホールで開催された。

 当日は,音楽学者・東京藝術大学音楽学部名誉教授の角倉一朗(すみくら・いちろう)氏の解説で,ドイツ音楽の3B,バッハ,ベートーヴェン,ブラームスの代表的作品が演奏された。
 バッハ,ブラームスは比較的小品の部類に入るレパートリーであったが,最後のベートーヴェン「ディアベリのワルツによる33の変奏曲 op.120」は,彼女らしいドラマティックで深みのある好演だっただけに,途中からのやや息切れを感じさせたのが惜しまれた。とは言え,全体の構成力,鑑賞者を満足させる力量は,ドイツで永く活躍された片鱗にあふれたコンサートであった。
 なお,会場で大変なベートーヴェン・ファンとして知られる,細川内閣で文部大臣を務められた赤松良子氏をお見かけしたのが目を引いた。彼女もベートーヴェン・サークル(河野浩一郎氏主催)の一員でもある。

Mambo en Españaを聴く会
“Mambo en España”を聴く会

 去る4月10日,大学時代に参加していたクラブ(入学時はタンゴ・アンサンブル,途中からリズム・ソサエティに名称変更)の後輩諸君と旧交を温める機会を持ちました。毎年継続しているクラブのリサイタルが,来年は,何と第50回目と言う事で,来年50回目の記念リサイタルが開催される計画が持ち上がりました。その計画の一環の一つとして第1回から4回目にかけて出演していたメンバーが3名(残念ながら,音信不通者,鬼籍に入られた関係者は除く),ずっと若いOBが3名,それと第1回目以前からのOBと言う事で,小生も参加して,あれやこれやの昔話で一夜を過ごしました。

 第1回目から今日まで,編曲形態は何種類かの変更はありましたが,原曲の“Mambo en España”(ザビア・クガート楽団)だけは変わらずに使用されているので,小生の手持ちのオリジナルのクガート版を聴いてもらいました。
 古いOBの方がたは,流石に感慨深い面持ちで,半世紀前の情況を想い出し,束の間の青春時代のエネルギッシュな情熱を,回帰したかの様な眼の輝きを見せていた(本人も含め)のは,大きな喜びでもあり,驚きでした。

 当時の演奏は,ラテン・バンド・スタイルの中でも,極めてオーソドックスなペレス・プラード中心の様式で,未だ,ロックやフュージョン等が登場する以前の音楽であったので,当夜のサンプル版を試聴した限りでは,現在の潮流との落差を,より一層感じ取ったのかも知れません。唯,ラテン・バンドではありましたが,ジャズ(スウィング・ジャズ)のレパートリーも,ずい分多く保持していた事も,共通の話題となった事も事実でした。

 当夜参加のY.鈴木(ユーティリティー)7期,K.広瀬(ドラムス)8期,H.片山(トロンボーン)10期の諸氏と,それに若きOB会長の嶋田氏40期,天野氏41期,稲垣氏44期の取材を兼ねた交流会は,Y.松山(ピアノ)5期を含め,日常を離れた有意義な時間帯でした。

劇団未来劇場「シャンテ・ラ・レビュー19th」
劇団未来劇場「シャンテ・ラ・レビュー 19th」

 4月20日(火)銀座・博品館劇場での劇団未来劇場「シャンテ・ラ・レビュー 19th」19回目を鑑賞。
 30数年の交流を持つ水森亜土氏をメインに,俳優の夏樹陽子氏,シャンソン歌手の嶋本秀朗氏がゲストの華やかなレビュー。


 劇団のトップ・ダンサー水咲まゆ花氏を中心とする斬新な踊りは相変わらず。北口幹ニ彦氏,江戸家まねき猫氏のものまねを挟んだ里吉しげみ氏の構成・演出も見事。
 水森亜土氏は「ラヴ・フォー・セール」等のお馴じみのジャズ・ナンバーから,彼女が出演したNHK教育テレビで歌った「おべんとうばこのうた」まで,相変わらずのコミカルでキュートなショウ・クィーンぶりは,正に本人が言うところの「血わき,お肉おどる」2時間半。彼女の体調がベスト・コンディションでなかった事が惜しまれる,春の夜の夢のようなひと時を過ごす。

「第15回こどものコーラス展」リハーサル
「第15回 こどものコーラス展」リハーサル

 (社)日本童謡協会主催の第15回こどものコーラス展出品作のリハーサルが4月17日(土)台東区生涯学習センター:ミレニアム・ホールで挙行。
 今回の新作,熊谷本郷・作詩/松山祐士・作曲「この手の中に」の歌唱は上野の森ジュニア合唱団は,台東区の青少年教育の一環として活動している団員35名,準団員36名で構成されたグループ(指揮・指導:川上彌榮子氏)。


 全4~5曲のリハーサル中,約2時間半で全員が直立で歌うポジショニング(ステージング・リハーサル)を兼ねたトレーニング兼リハーサルには,大変な感動を覚えた。
 こどものコーラス展の本番は,5月5日(水・祝)14時:なかのZEROホールで開催予定。


薔薇笑亭SKD第2回バラエティショー
薔薇笑亭SKD 第2回バラエティショー

 昭和23~24年頃,当時「東宝芸能学校」に通学していた友人たちから勧められて,日劇・宝塚・SKDのレビューを梯子していた時代がありました。日大芸術学部に在籍していた頃です。
 前記三つのレビュー団は,三者三様で,それぞれがその華麗さと豪華さと集客能力とで権力を競って居りました。正に,和製レビュー・ショウの爛熟期でした。
 中でも足繁く通ったのが浅草・国際劇場で,大ステージと超広角客席のシチュエーションを体験したあの時代を,懐かしくもあり,貴重な体験が出来た事に誇りすら感じて居ります。
 当時のスタアは,川路龍子,小月冴子,南條名美,磯野千鳥,曙ゆりが看板で,千草かほる,江川滝子,スリー・キャナリーズ,後にエイト・ピーチェス等々,日舞・洋舞を含め,あらゆるジャンルのダンスと極めつけの大屋台崩しで,併映されていた松竹映画を観て,大満足して帰路についた,今では信じられない程の平和な時代を過ごしました。

 ところで,薔薇笑亭SKDは,これも30数年来の交流のある水森亜土氏の紹介で,水咲まゆ花氏の出演時以来,毎回寄せて頂いて居ります。
 代表の西紀佐江子氏の熱意,スタッフの方がたの御努力に心から敬意を表する次第です。諸般の制約の中で,いくつかの活路が見え隠れしている気がします。会場の移転のほかに,今後の公演ポリシーが西紀氏の口から直接語られた事,そしてこの公演のオリジナル・スターの芽が見えて来た事です。
 前述の旧SKDの中で,あれだけ華がありながらトップに近づけなかった不器用(それが大きな魅力であった)な江川氏の再来の兆しを感じる団員,今季の新人の中にも,それを予見したい有望株を発見した事です。かつて,戦前のターキー(水の江滝子)がデビューした頃,当時の松竹上層部は,後の方向性と正反対の評価をしていた時期があったと伺って居ります。
 幕が上がる迄の一から十まで,本当に御苦労様です。かつて,華麗な銀橋上で聞いた「さくら咲く~」に心からの感動を覚える人間の一人として,今後の御発展を心底より祈念申し上げます。

第30回多摩ファミリーシンガーズ

■第30回 多摩ファミリーシンガーズ演奏会

・季節外れの雪が降り,とても寒かった前日とは打って変わり,やっと春らしい好天に恵  まれた4月18日(日)に「第30回 多摩ファミリーシンガーズ演奏会」がパルテノン多摩  (東京都多摩市)で開催。
・多摩ファミリーシンガーズは,1977年,高山佳子さんの指導の下に,多摩市周辺の児童  を対象に発足。テレビ,CDのレコーディング,各地のコンサート等での演奏や,ウィ  ーン,スペイン,アメリカなどへの海外演奏旅行,老人ホームや養護施設訪問演奏等,  幅広い活躍をしている合唱団。
・2009年に,児童合唱の世界では,かなりの権威ある賞のひとつである「花とライオン児  童合唱音楽賞」を受賞,今後の活躍が益ます期待されるグループ。


・第一部,最初のアヴェ・マリアでは,子供たちの透明な歌声が胸に沁み込んできて,心  が浄われる思いでした。次の“童謡をうたう”のコーナーでは,没後10年を迎える中田  喜直氏の初期の作品「かわいいかくれんぼ」「とんとん友だち」が可愛い振り付けで   歌われ,会場から暖かい笑いが起こりました。一部後半の“ドイツ・メドレー”では,  前田憲男氏の洒落た編曲で「ゆかいに歩けば」「ぶんぶんぶん」等を演奏。
・第二部では永年多摩ファミリーシンガーズの音楽顧問であった故・寺島尚彦氏が,サ   ン=サーンスの『動物の謝肉祭』を子供たちのために編曲した『動物のカーニバル』を
 演奏。作者達の遊び心あふれる曲を子供たちは,生き生きと楽しそうに歌っていました。
・二部のステージで子供たちが着た,黒いタキシード風の衣装は,17年前合唱団の父母の  会で作ったものを手直ししたものだそうです。まさに“ファミリーシンガーズ”の名の  とおり,子供たちとそれを支える父母の皆さんによる,暖かい手造りの素敵なステージ  でした。

虹のキャラバンチャリティーパーティー
■ 第20回 虹のキャラバン チャリティー・パーティー

 3月15日(月),高齢者文化振興事業団 社団法人 虹の会が主催する『第20回 虹のキャラバン チャリティー・パーティー』(於・グランドプリンスホテル赤坂)に参加しました。「虹のキャラバン」は,芸能人の皆さんが協力し,日頃,外へ出て芸能や娯楽に接することの少ない特別養護老人ホーム等の施設に入所しているお年寄りの皆さんに,プロの歌や踊りをお届けしており,昭和62年に活動を開始してから,22年間継続しているそうです。

 理事長のアントニオ・古賀氏の開会の挨拶の後,会員の浅香光代さんが乾杯の音頭をとり,にぎやかにパーティーがスタートしました。

 しばらく歓談の後,出席した芸能人の皆さんによるショーが始まりました。トップ・バッターとして理事長のアントニオ・古賀氏がリズミカルで情熱的なギター演奏を披露,続いて理事の久里千春さんが虹の会のテーマ・ソング(作詞:いではく/作曲:アントニオ・古賀)を華麗に歌い,沢 竜二氏はセリフを交えた熱い歌を披露しました。

 また,世志凡太氏は,自身の結婚に際して故・森繁久弥氏から頂いた御祝いの葉書を持参し,その文面を紹介,昔と変わらぬ軽妙洒脱なトークで会場を沸かせました。トリは,ボニージャックスが務め,「長崎の鐘」等の懐かしい名曲を素晴らしいハーモニーで聴かせてくれました。実は,今回のパーティーに私を誘ってくれたのは,ボニーのメンバーで当会の理事の西脇久夫氏だったのです。

 初めて参加したパーティーでしたが,「虹の会」の大変意義ある活動を知り,その会に協力する芸能人の皆さんの熱い心意気に触れることが出来た,とても貴重な体験となりました。

ポピュラー音楽祭inhibiya
■ ポピュラー音楽祭 in hibiya

 3月13日(土)東京の日比谷公会堂で開かれた,社団法人 日本音楽家協会主催の『ポピュラー音楽祭 in hibiya』に行って来ました。このコンサートは,「多彩なジャンルのポピュラー音楽を一度に味わおう」という主旨で,音楽評論家の永田文夫氏の構成・演出により,ハワイアン,シャンソン,ラテン,タンゴ,ジャズとジャンルの枠を超えた,素晴らしいものでした。

  ※当日の出演者を紹介します。

  ●ハワイアン
   ・白石 信とナレオ・ハワイアンズ:白石 信(sg/lead)/関口光明(ukulele)/石山哲也(eg)
    /金澤裕司(b)/木内賢士(ukulele)
   ・カルア・シスターズ(フラダンス)

  ●シャンソン
   ・堀内 環/茅 俊子/ケイ潤子/星まさ子/花田玲子/小林麗子/小関明子/平山輝子

  ●ラテン
   ・浜村美智子/竹平梨乃/ケン・バルガス/くみあおい/竹山京李/和やす子
    /トリオ・ロス・ペペス

  ●タンゴ
   ・前田はるみ/高橋トク子/山口蘭子/広瀬としえ/磯村みどり/矢部幸子

  ●ジャズ
   ・細川綾子(vo)/長部正太(p)/藍沢栄治(b)/サバオ渡辺(ds)/右近 茂(ts)
 会場には,各ジャンルが流行した当時のファンの皆様から,新たにファンになった若い世代の人達まで,たくさんのポピュラー音楽愛好家の方がたがつめかけ,大変盛り上っていました。これらのジャンルのコンサートが少なくなった今こそ,ポピュラー音楽の魅力を次の世代に伝え,残して行く,とても意義のあるコンサートだと思いました。

日本体育大学送別会日本体育大学送別会
■ 日本体育大学・日本体育大学女子短期大学部 体操部の送別会

 去る3月10日(水),日本体育大学教授の荒木達雄先生のお招きを受け,日本体育大学,同女子短期大学部 体操部の送別会に参加しました。
 荒木先生とは,私が同大学の体操音楽を作曲した関係で,もう30年以上お付き合いをさせて頂いています。

 当日は,卒業生,在校生,同大学の体操研究室の先生,それから体操関係者の皆様を含め,総勢約120名が集まり,とても盛り上った会となりました。

 ゲストとして,同大学の卒業生でロサンゼルス・オリンピックの金メダリスト,マルチ・タレントの森末慎二さんや昨年12月の体操部の演技発表会で軽妙な司会をされた古典落語家の金原亭世之介さん,そして体操部のイヴェントで何度となく素晴らしい歌と演奏を披露した歌手の里アンナさん,作曲家の吉田潔さん率いるバンド“吉田プロジェクト”,津軽三味線ユニットの“あんみ通”の皆様が勢ぞろいし,会場に華やかさを添えていました。

 送別会の後半には,卒業生の一人ひとりが,在学中の思い出や今後の進路等を熱く語り,会場の涙と笑いを誘いました。希望に満ちた若者達の話を聞いていたら,私もまだまだ頑張らねばと,身の引き締まる思いがすると同時に,4月から新たな道に進む皆さんの御活躍を願わずにはいられない気持ちでいっぱいになりました。

清水峰生リサイタル新橋ヤクルト清水峰生リサイタル新橋ヤクルト
■ 清水峰生リサイタル ~ハワイアン・ルネッサンス~

 先日,当コラムでお知らせした清水峰生氏のリサイタル(2010年2月18日)が,無事終了しました。当日は,あいにくの雨模様でしたが,会場には清水氏の長年のファンの皆様が大勢つめかけ,外の寒さを吹き飛ばすような熱気で盛り上っていました。


 午後6時,スパリゾートハワイアンズを経営する常磐興産株式会社・取締役社長の斎藤一彦様,総合演出のカレイナニ早川氏のご挨拶が終わると,客席の灯りが消え,私がこのリサイタルのために書き下ろしたオープニング音楽が流れ,効果的な照明も手伝って,ホールの中は,一瞬にして南国へと様変わり。オープニング音楽が終わると清水氏とスパリゾートハワイアンズ・ダンシングチームが暗闇からライトアップされ,清水氏の甘い歌声でショウがスタートしました。

 このドラマティックな幕開けは,フラ・ダンス指導の大御所カレイナニ早川氏の演出です。それを縁の下から支えた舞台監督の関口光明氏の働きも忘れることが出来ません。

     ※ 当日,素晴らしい演奏で清水氏を支えたバンド・メンバーを紹介します。
   野口武義とハワイアン・カンパニー
ギター:野口 武義
ピアノ:江草 敬介
ベース:仁村 茂
パーカッション:大石 真理恵
スチール・ギター:綿貫 裕三   辰木 義武   高橋 昭二   白石 信(特別出演)




 ハワイアン音楽生活50周年を迎えるヴェテランながらも,若わかしい清水氏の歌の上手さは言うまでもありませんが,私の編曲の意図を汲み取って歌を支えてくださったミュージシャンの演奏も素晴らしいものでした。特に第2部の後半から登場した白石信氏のスティール・ギターの名演は,さらに会場を盛り上げてくれました。また,魅力的なフラを披露したダンサーの皆様がステージに華を添えてくださいました。

 50年以上のつきあいとなる清水氏のリサイタルの音楽監督という大役を果たすことが出来て,正直ホッとしています。最後に,リサイタルのプログラムに寄せた私の一文を載せて,ハワイアン・カウボーイこと清水氏の更なる活躍を祈念いたします。



 後に,東大安田講堂占拠事件に至る,学生運動揺籃期の'57年4月は,清水峰生氏と小生とが,日大ラテン学生バンドで知己を得た,忘れられない瞬間でもある。以来,半世紀以上に跨る音楽上の絆が今日まで続いている。

 過去,清水氏の節目のコンサートは,何回となくお手伝いさせて頂いて来た。ミニ・オーケストラとの共演,クラシックや他分野のポップス・ナンバーに挑戦する等,彼の創造する情熱と企画力には,毎回頭が下がる想いだ。

 今回は,オープニング音楽の中から登場したいと言う彼の強い要望から,約70秒の曲を創る事から,大きな冒険が始まった。

 結局選択したテーマは,和子夫人と共に歩んで来られた半世紀を,ハワイアン音楽として表現するという内容で,紆余曲折に満ちた半生を,天性の明快さで歌って頂くための導入曲にした次第である。「ハワイアン・ルネッサンス」の成功を祈って乾杯!




ガンダム像上井草ガンダム展杉並ガンダム像上井草ガンダム展杉並
■ 機動戦士ガンダム展 ~ガンダム30周年~

 ガンダム30周年を記念して,2009年12月1日~2010年2月21日まで,杉並アニメーションミュージアムで開催された「機動戦士ガンダム展」に行って来ました。

 当日は,冬晴れの好日で,西武新宿線の上井草駅では,2008年3月に建てられたガンダムのブロンズ像が手を上げて出迎えてくれました。像の足元には「大地から」のプレートが埋め込まれていて,私が1980年に作曲した『交響詩ガンダム』の中の一曲「大地を発って」を思い起こしました。

△ ガンダム像の足元に埋め込まれている
「大地から」のプレート

 会場では,1979年に放送されたシリーズ第1作「機動戦士ガンダム」(音楽:渡辺岳夫,松山祐士)はもちろん,30年間にわたる歴代ガンダム作品の魅力が,様ざまな資料や関連アイテムなどで紹介されていて,幅広い年齢層のファンで賑わっていました。


 歴代ガンダム作品の中から,アニメの名エピソードを上映していたコーナーでは,スクリーンに熱い視線を送る若いファンが多く,改めて作品の魅力と影響力を感じ,これからもガンダムが世代を超えて愛され続けて行く事を願った一日でした。


体操ジャパン・チャレンジ審査員体操ジャパン・チャレンジ審査員体操ジャパン・チャレンジ審査員
■ 2010 一般体操コンテスト「ジャパン・チャレンジ!」

一宮町体操スポーツ少年団に準グランプリを授与

 (財)日本体操協会主催の2010一般体操コンテスト「ジャパン・チャレンジ!」が1月31日(日)に国立代々木競技場第2体育館で開催され,そのコンテストの審査員の一人として参加させて頂きました。

 今回は「音(楽)と体操」をテーマとし,筑波大学体操部,日本体育大学学友会体操部,町田市リズム運動サークル・シニア,東京女子体育大学新体操競技部等,全12チームの熱演が繰り広げられました。

 グランプリを受賞したのは,ふじしま新体操クラブでしたが,各チーム,いずれも劣らぬ名演で,審査にも自然と熱が入りました。私は,一宮町体操スポーツ少年団に準グランプリを授与させて頂きました。

 これまで,数かずの体操音楽を作曲させていただいた私にとって,審査員という角度から見ることによって,改めて「音(楽)と体操」の関連性の大切さを感じ,とても刺激となる貴重な体験となった一日でした。



清水峰生清水峰生清水峰生清水峰生清水峰生清水峰生清水峰生清水峰生清水峰生

清水峰生リサイタル



 私の学生時代の後輩で,シンガーのハワイアン・カウボーイこと清水峰生氏が,2010年2月18日(木)に,東京・新橋のヤクルトホールでリサイタルを行ないます(18時開演)。
 清水氏にとって,ハワイアン音楽生活50周年となる記念すべきリサイタル「ハワイアン・ルネッサンス」で,光栄にも私が音楽監督を務めさせていただく事になりました。

 スぺシャル・ゲストとしてスティール・ギターのヴィルトゥオーソ白石信氏,フラ・ダンス指導の大御所であるカレイナニ早川氏が演出,そしてそのグループが多数出演されます。常に業界のパイオニア精神に満ちた清水氏の集大成となるステージに協力できる喜びと責任を感じております。



⇒2009年版

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